ものづくり補助金平成27年度運輸業、郵便業宮崎県

細島港コンテナヤード管理システム導入による効率化推進

細島港荷役振興株式会社

成果コンテナ取扱件数 35,000TEU→100,000TEU

この事例のポイント

  • コンテナの取扱量が増え続けており、これまでのやり方では対応しきれなくなっていた。
  • 細島港の貨物管理を紙の作業書ベースから一元管理システムへ移行した。
  • コンテナ取扱件数 35,000TEU→100,000TEU。管理システムの導入により作業効率が大幅に改善し、コンテナ取扱件数は35,000TEUから100,000TEUに対応でき…

事業者のプロフィール

事業者名細島港荷役振興株式会社
所在地宮崎県
業種運輸に附帯するサービス業
従業員数9人
資本金1,200万円
設立1964年

事業の背景

細島港は、コンテナヤードの管理運営を請け負う会社として、昭和の時代から港の役割を果たしてきた。近年は海外からの貨物の取扱量が増え続けていた。作業の効率化は以前から必要とされていたが、貨物の管理は紙の作業書が中心で、ドライバーへの指示なども電話や目視による確認に頼っていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力コンテナの取扱量が増え続けており、これまでのやり方では対応しきれなくなっていた。
  • 品質・精度貨物の管理を紙の作業書で行い、電話や目視で所在を確認していたため、行き違いが起きるリスクがあった。
  • 品質・精度紙ベースや電話のやり取りでは人的ミスを防ぎきれなかった。
  • 納期・工程貨物搬出のトラックが長時間待機しなければならない状況があった。

やったこと

細島港の貨物管理を紙の作業書ベースから一元管理システムへ移行した。このシステムにより、貨物が今どこにあり、どの作業が行われているかを一箇所で把握できるようにした。ドライバーへの指示もシステム上で行えるようにし、電話や目視での確認を減らした。

ソフト一元管理システム

事業の効果

  • コンテナ取扱件数 35,000TEU→100,000TEU

管理システムの導入により作業効率が大幅に改善し、コンテナ取扱件数は35,000TEUから100,000TEUに対応できるようになった。他港との競争力が強化され、細島港の可能性が高まった。トラックの長時間待機が解消され、人的ミスもなくなった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    昭和以来コンテナヤードの管理運営を請け負ってきた経緯が示され、過去の業務との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置づけは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    他港との競争力強化につながったと記載があるが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    紙の作業書や電話・目視での管理による人的ミスや行き違いのリスクを課題として挙げ、一元管理システムで解決したと具体的に書かれている。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    取扱件数が35,000TEUから100,000TEUに対応可能になったと数字で示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    他港との競争強化という効果は述べられているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けについての記載はわずかである。

  • 事業化までの道筋1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    港湾の管理運用にシステムを導入した事例であり、同分野での高付加価値化や高価格化についての記載はわずかである。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    国際コンテナの増加への対応や九州の玄関口としての競争力強化がうかがえるが、経済波及効果の定量的な記載はない。

  • 費用対効果3

    取扱量が約3倍に増えたという成果は示されるが、補助金額や投資額に対する費用対効果は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献3

    紙ベースの管理を一元管理システムに置き換えた点は読み取れるが、地域やサプライチェーン全体への貢献の記載は薄い。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    海外からの貨物量増加への対応は述べられているが、日本経済の構造転換に関する記載はわずかである。

  • 地域経済への波及3

    細島港の九州の玄関口としての役割や港の可能性の向上が述べられ、地域の物流拠点としての意義がうかがえる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

これまでのやり方ではとても対応できない状況になっていたんです

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。