ものづくり補助金平成27年度製造業宮崎県

日向特産「へべす」の皮を活用した香り高い焼き菓子の開発と販路拡大事業

成果1時間あたりの生産量 100個→2,000個

この事例のポイント

  • 日向ならではの商品がなく、お客さんから日向のおみやげを聞かれても勧められるものがなかった。
  • へべすの皮を餡で包み、その外側を生地で包む作業を自動で行う包餡機を導入した。
  • 1時間あたりの生産量 100個→2,000個。包餡機の導入により、手作業に比べて圧倒的な生産量を実現した。

事業者のプロフィール

所在地宮崎県
業種食料品製造業
従業員数1人
設立1998年

事業の背景

夫婦二人で店を構えた和菓子店である。地元日向の特産品へべすを使った商品を作り、お菓子を通じて地域に貢献したいと考えていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術日向ならではの商品がなく、お客さんから日向のおみやげを聞かれても勧められるものがなかった。
  • 生産能力餡にへべすの皮を包み、さらに生地で包む作業が手間で、手作業では生産量に限りがあった。

やったこと

へべすの皮を餡で包み、その外側を生地で包む作業を自動で行う包餡機を導入した。これにより、手作業では手間のかかっていた包餡の工程を機械化した。へべすを使った新商品「かおりもち」の生産に取り組んだ。

加工機包餡機

新しい製品・サービス:へべすを使った「かおりもち」

事業の効果

  • 1時間あたりの生産量 100個→2,000個

包餡機の導入により、手作業に比べて圧倒的な生産量を実現した。1時間の生産量は100個から2,000個に大幅に増えた。へべすを使った新商品「かおりもち」を商品化し、日向の特産品を使ったおみやげとして地域貢献にも取り組んでいる。包餡機は今後、新たな商品開発にも活用できそうである。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    平成10年に夫婦二人で店を構え、地元日向のへべすを使った「かおりもち」を商品化した流れが読み取れるが、経営戦略上の位置づけの記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    「日向のおみやげには何がいいだろう」と客に聞かれた経験から、日向ならではの商品が必要と判断したことがうかがえる。市場の裏付けは数字では示されていない。

  • 課題の認識と解決4

    日向ならではの商品がないという課題を認識し、包餡機導入でへべすを使った新商品につなげた、課題と解決策の対応が読み取れる。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    1時間の生産量が100個から2,000個に大幅増とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、目標の設定は読み取れない。

  • 事業を進める体制2

    夫婦二人で店を構えたことは書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述はほとんどない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    へべすを使った日向ならではの商品を求める客の声があり、特産品を活かした製品の価値とターゲットがある程度整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    「将来的には新たな商品開発にも活用できそう」とあるが、中長期の遂行方法やスケジュールは具体的に書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    地元特産のへべすを使った菓子は地域では独自性があるが、同分野での普及度や高価格化の根拠は書かれていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    地元特産へべすを使うことで「生産農家の力に」なるという地域貢献の意図が書かれ、一定の波及効果がうかがえる。

  • 費用対効果3

    包餡機導入で1時間の生産量が100個から2,000個に増えた効果は読み取れるが、投入額や費用対効果の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    手作業の包餡工程を機械化したことは書かれているが、先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルへの言及はない。

政策面50%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及4

    日向特産のへべすを使い、農家への支援と日向のおみやげの商品化を進めており、地域の特性を活かした事業であることが読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

包餡機は今後、新たな商品開発にも活用できそうである。

事業者の声

これは何かつくらないといけないと思ったんです

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。