回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社高千穂ムラたび
成果裏ごし作業の効率 1倍→2倍
| 事業者名 | 株式会社高千穂ムラたび |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県 西臼杵郡高千穂町 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | バイオ |
株式会社高千穂ムラたびは宮崎県高千穂町で農林産物加工品を製造・販売している。甘酒ブームの中で売上げを伸ばし続け、海外にも進出した。主力商品は甘酒『ちほまろ』である。
抱えていた課題
やったこと
製造工程の機械化を行い、量産体制を確立した。仕上げた甘酒を裏ごしする工程には新たにタンクを導入し、これまでこし器とゴムべらで行っていた作業を機械化して作業効率を倍にした。大幅に増えた製造量に対応するため、重量精度の優れた充填機を導入した。これまで1本1本手作業で行っていたラベリングも専用装置で自動化した。
機械化により生産性が向上し、量産体制が確立した。作業が簡単になり、新しく入った人でも機械の操作を覚えれば問題なく商品を製造できるようになった。品質の安定化にも貢献した。新たな雇用も生み出し、限界集落に雇用を創出した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
甘酒ブームの中で売上を伸ばし続けた人気商品『ちほまろ』を量産化した経緯が書かれ、これまでの取組との一貫性がうかがえる。
限界集落での立地や山奥でつくる商品という特徴、海外進出への展望は書かれるが、競争環境や経営資源の強み弱みの具体的記述は薄い。
製造が追い付かない課題を機械化で解決した流れは書かれるが、高付加価値化や成長につながる事業計画の具体は読み取りにくい。
作業効率が倍になったという数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値、その実現可能性は書かれていない。
新しく入った人でも機械の操作を覚えれば製造できるとあり人材面がうかがえるが、補助事業の遂行体制の具体は書かれていない。
人気商品『ちほまろ』や甘酒を海外に発信する方針が書かれ、顧客ターゲットや選ばれる理由の一部がうかがえる。
海外展開を今後の展望として挙げるが、遂行方法やスケジュール、課題解決の方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
甘酒は人気商品だが、同分野の中で高水準の高価格化を図る旨は書かれていない。ブームという普及状況はうかがえる。
限界集落に雇用を創出したことが見出しにあり、地域への雇用創出という国の補助理由に関わる内容がうかがえる。
作業効率が倍になったと数字で示されるが、補助金投入額に対する費用対効果は書かれていない。
機械化による量産体制は書かれるが、先端的デジタル技術や新ビジネスモデルの活用、サプライチェーンへの貢献は読み取れない。
伝統食品の甘酒を海外に発信する方針がうかがえるが、日本経済の構造転換に資する成長分野への進出とは明示されていない。
宮崎県高千穂町の限界集落で雇用を創出し、地域の特性を活かした山奥でつくる商品を生み出している点が具体的に読み取れる。
海外展開を積極的に行い、高千穂の山奥でつくった甘酒を海外の人にも味わってもらう流れを確立させたい。日本の伝統食品である甘酒を海外に発信していきたい。
自分の大好きな商品を販売できるのが何よりの楽しみです。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋盤加工技術への設備投資として「CNC普通旋盤」を導入した。
効果:加工可能なパイプ径 170mm→250mm
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。