回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
鹿児島精機株式会社
| 事業者名 | 鹿児島精機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 霧島市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,製造環境,測定計測 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 2,400万円 |
| 設立 | 1975年 |
昭和50年10月に創業し、工業用ミシン部品の加工を中心に事業を始めた。その後は様々な精密部品を手がけ、2012年に海外調達のため中国に事務所を設立した。自社工場を国内に持つことに加え、海外調達商社部門を武器に顧客拡大を図ってきた。
抱えていた課題
やったこと
最新鋭で高精度かつ自動化されたCNC三次元測定機を導入し、検査体制を強化した。これにより検査時間の短縮と、複雑形状・高精度製品の測定への対応を図った。導入した設備は生産設備ではないが、検査精度を大幅に向上させるものである。既存顧客には安心の向上を、新規顧客開拓では有効な営業ツールとして活用する計画とした。
| 検査測定 | CNC三次元測定機 |
|---|
製造個数と検査個数が等しくなり、検査工程のネックが解消された。検査精度の向上により不良検出率が上がり、検査工程全体の生産性も向上した。ハイスペックマシンの導入など、更なる産業分野への進出も可能になった。また、設備を営業ツールとして新規顧客開拓につなげ、全てのお客様の満足度向上を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2012年の海外調達商社部門の設立や工業用ミシン部品加工からの事業展開が書かれ、一貫性はうかがえるが検査機導入の戦略上の位置づけは具体的でない。
検査保証ができず受注できず利益率が低かった課題と、海外調達・設計拠点を持つ強みが書かれ、競争優位の方向性は読み取れる。
検査保証不足による受注機会の損失を課題として認識し、三次元測定機導入で利益率の高い受注と検査時間短縮を図る方針が示されている。
製造個数=検査個数の実現や検査時間短縮は書かれるが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されていない。
従業員15名、海外拠点、検査部門・検査員の技術向上への言及はあるが、補助事業を遂行する具体的な体制は書かれていない。
高品質・低価格・短納期や複雑形状・高精度製品への対応は書かれるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
導入後の運用や検査可能になった製品例の画像はあるが、スケジュールや中長期の課題解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
高精度・複雑形状製品の検査対応や新規分野開拓が述べられるが、普及度や高付加価値化の水準の数値は示されていない。
海外調達や地域の企業活動はうかがえるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
検査時間短縮や不良検出率向上は述べられるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
自動化された三次元測定機の導入は述べられるが、デジタル技術によるサプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
姶良・霧島エリアの事業者であることはうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後も一層の発展のため従業員一丸となり、攻めの姿勢を継続していく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日