ものづくり補助金平成27年度製造業鹿児島県

少量・多品種の炭酸飲料加工システムの導入

成果1日あたり2,500本の生産が十分可能となった

この事例のポイント

  • 手作業が多いため1日あたりの製造本数が限られ、納品までに相当の日数を要していた。
  • 最少ロット500本からの少量・多品種の炭酸飲料加工システムを導入し、全国の農産物を活用したローカル炭酸飲料を製造する体制を整えた。
  • 1日あたり2,500本の生産が十分可能となった。機械装置の導入により、1日あたり2,500本の生産が十分可能になった。

事業者のプロフィール

所在地鹿児島県 徳之島町
業種飲料・たばこ・飼料製造業
従業員数1人
設立2005年

事業の背景

平成17年に東京から鹿児島へUターンして起業し、平成19年にサトウキビ酢の製造を始めた。地元の農産物をサイダー(炭酸飲料)に加工する事業を行っているが、全国で地サイダーを製造する業者は20社程度と限られている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力手作業が多いため1日あたりの製造本数が限られ、納品までに相当の日数を要していた。
  • 納期・工程炭酸飲料充填機や炭酸用キャッパーなどサイダー製造に不可欠な機械装置を導入し、顧客ニーズに的確かつ敏速に対応する必要があった。

やったこと

最少ロット500本からの少量・多品種の炭酸飲料加工システムを導入し、全国の農産物を活用したローカル炭酸飲料を製造する体制を整えた。炭酸飲料充填機や炭酸用キャッパーなどの機械装置を導入し、手作業中心だった製造を機械化した。機械装置の導入により、当初想定していた1日あたり2,500本の生産が十分可能となった。農家など六次産業化を目指す事業者との機能分化・連携による生産販売体制も構築し、大手メーカーでは困難な小ロットでの炭酸飲料製造によってマーケットを広げた。

加工機炭酸飲料充填機
加工機炭酸用キャッパー

新しい製品・サービス:全国の農・水産物を使ったサイダー・コーラ(沖縄の人参サイダー、屋久島・塩サイダー、徳之島・闘牛コーラなど)

事業の効果

  • 1日あたり2,500本の生産が十分可能となった

機械装置の導入により、1日あたり2,500本の生産が十分可能になった。最少ロット500本からの小ロット製造が可能となり、農家など六次産業化を目指す事業者との連携による新規顧客を獲得した。大手メーカーでは困難な小ロット製造によって市場が広がり、企業向けプロモーション用飲料の受託製造にも取り組めるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    平成17年の起業から炭酸飲料製造へと継続しており一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    全国で地サイダー製造業者は20社程度と限られ、大手では困難な小ロット製造で市場を開拓したと読み取れるが、経営資源の詳細は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    手作業による製造本数の制約と納品の遅さが課題とされ、機械導入で1日2,500本生産可能となり、新規顧客や小ロットOEM展開につながった。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    1日あたり2,500本生産可能になったと記載があるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員1名の事業者とされ、体制面はわずかにうかがえるが、人材や事務処理能力の確保状況は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    地域の農水産物を使ったご当地サイダーという価値と、農家向け小ロットOEMや企業プロモーション受託という顧客像が具体的に示されている。

  • 事業化までの道筋2

    平成27年や平成28年の取組は時系列で示されるが、今後の遂行方法やスケジュールの詳細は読み取れない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    国内で地サイダー製造業者は20社程度と限られ、少量多品種の炭酸飲料は希少性が高いと具体的な数字で示されている。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用2

    地域の農産物活用や六次産業化を目指す事業者との連携がうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の数値は示されていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面50%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及4

    徳之島や屋久島など離島の農産物を活かした製品を展開し、鹿児島県オンリーワン企業認定を受けており地域特性の活用が明確である。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

南は沖縄から北は秋田県までの農家に果汁等を500本から炭酸飲料に加工して供給し、全国の塩や米の業者とコラボして各地の塩サイダーや米サイダーの製造に取り組む。新たにプロモーション用飲料・事業への進出を図る。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。