ものづくり補助金平成27年度製造業沖縄県

新商品自社内一括製造機械導入及び試作品製作事業

瑞泉酒造株式会社

成果平成29年6月の販売開始後、月に1000本を製造している。

この事例のポイント

  • 炭酸入り飲料を自社で製造できず、外部に頼っていた工程を内製化する必要があった。
  • 沖縄の地域性を生かしたスパークリング酒の試作開発に向け、設備機械を導入した。
  • 平成29年6月の販売開始後、月に1000本を製造している。設備導入により炭酸入り飲料を自社工場で製造できるようになり、甘みと酸味のバランスが良いシャンパン風の新商品の開発に成功…

事業者のプロフィール

事業者名瑞泉酒造株式会社
所在地沖縄県 那覇市
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野デザイン,製造環境
従業員数34人
資本金4,500万円
設立1971年

事業の背景

泡盛業界の出荷数量は平成16年をピークに11年連続で減少し、平成16年比で30.5%減っている。そのため新たな高付加価値商品づくりが急務となっていた。当社は平成18年から沖縄黒糖梅酒などの県産素材を使った泡盛ベースのリキュールを開発し、若年層や女性の新規顧客開拓を進めてきた。近年は炭酸入りのスパークリング酒とノンアルコール飲料の人気が高まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力炭酸入り飲料を自社で製造できず、外部に頼っていた工程を内製化する必要があった。
  • 新製品・新技術若年層や女性向けに、県産素材を使った高付加価値のスパークリング酒を開発する必要があった。

やったこと

沖縄の地域性を生かしたスパークリング酒の試作開発に向け、設備機械を導入した。導入した設備は、スパークリングタンク一式、半自動カウンタープレッシャー充填機、ホース及び配管部品、半自動コルク・カウンタープレッシャー、ろ過ハウジング、上槽一式、シャンパンカプセルシュリンカー(エアー式)、制御盤(殺菌槽・温度センサー・スパークリングタンク)、洗浄設備一式である。これにより炭酸入り飲料を作る工程を自社で内製化した。試作品と機械製造品の味の差や炭酸ガスを保持したままの充填などの課題は、すべて解決した。

  • 加工機スパークリングタンク一式半自動カウンタープレッシャー充填機
  • その他ホース及び配管部品
  • 加工機半自動コルク・カウンタープレッシャーろ過ハウジング上槽一式シャンパンカプセルシュリンカーエアー式
  • その他制御盤殺菌槽、温度センサー、スパークリングタンク洗浄設備一式

新しい製品・サービス:スパークリング泡盛リキュール「レガーレ」

事業の効果

  • 平成29年6月の販売開始後、月に1000本を製造している。

設備導入により炭酸入り飲料を自社工場で製造できるようになり、甘みと酸味のバランスが良いシャンパン風の新商品の開発に成功した。平成29年6月に開発したスパークリング泡盛の販売を開始し、月に1000本を製造している。新商品のお披露目会では予想を超える好評を得た。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.9 / 514観点のうち12観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    新しさ・高付加価値シャンパン風の炭酸入り泡盛という分野で、輸入シャンパンの代替として県産の泡盛スパークリングを開発した点が具体的に書かれている。
  • 4
    地域経済への波及沖縄の地域性を活かした県産素材の泡盛スパークリングを開発し、県産品のPRや販路開拓を進める点が具体的に読み取れる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標月1000本の製造実績は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は公開事例に記載がない。
経営戦略との整合性3.0
  • これまでの取組との一貫性3

    泡盛リキュールの開発を平成18年から続けてきた経緯が書かれ、スパークリング酒への展開は過去の取組の延長として読める。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    泡盛出荷量が30.5%減少し若年層・女性向け新顧客開拓が必要とされ、炭酸・ノンアルコール需要の高まりも述べられている。自社の強みの詳細は薄い。

  • 課題の認識と解決3

    泡盛出荷の減少という課題認識と、スパークリング泡盛の開発・販売で高付加価値化を図る方向は読めるが、数値計画は書かれていない。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標2

    月1000本の製造実績は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は公開事例に記載がない。

  • 事業を進める体制2

    設備導入や試作の課題解決に触れているが、補助事業を遂行する人員や事務体制の記載はうかがえる程度である。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    県産素材の泡盛スパークリングという特徴と、リゾートウェディングやVIP向けの販路が述べられ、顧客ターゲットは読み取れる。

  • 事業化までの道筋3

    試作時の課題を解決して2017年6月に販売開始した経緯と、今後の販路開拓の方針が書かれており、遂行の流れは読み取れる。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    シャンパン風の炭酸入り泡盛という分野で、輸入シャンパンの代替として県産の泡盛スパークリングを開発した点が具体的に書かれている。

公的補助の必要性3.0
  • 波及効果・雇用3

    県産品である泡盛の酒文化のPRや県産素材の活用が述べられ、地域経済への貢献はうかがえるが波及効果の数値はない。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献ー

    公開情報では判断できません。

政策面3.0
  • 成長分野への進出2

    炭酸入り・ノンアルコールの嗜好変化に対応する点はうかがえるが、産業構造転換への言及は明確ではない。

  • 地域経済への波及4

    沖縄の地域性を活かした県産素材の泡盛スパークリングを開発し、県産品のPRや販路開拓を進める点が具体的に読み取れる。

今後の展望

リゾートウェディングやVIPが参加するセレモニーなどで新商品を使ってもらい、県産品である泡盛の魅力を発信しながら、さらに販路を開拓していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。