回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社リッチグリーン
成果作業時間は約2週間の大幅な短縮
| 事業者名 | 株式会社リッチグリーン |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 那覇市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 複合・新機能材料,材料製造プロセス |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1990年 |
当社は月桃の総合有効利用の観点から葉だけでなく茎の活用に着目し、試作開発を行って新商品として販売もしていた。月桃の粉末・パウダーは原料として提供しており、月桃全体の約80%を占める茎部は未活用のままだった。コロナ禍以前は観葉植物などのレンタル先である法人客が主な顧客だった。
抱えていた課題
やったこと
月桃の茎部分(重量の約80%)の加工処理を手作業と一部外注から機械化するため、機械設備を導入した。導入したのは、①カット(高速裁断機)、②乾燥、③ローラープレス、④粉砕の各工程の機械である。通常は固くて粉砕が困難な作業も機械導入により内製化が可能となった。
| 加工機 | 高速裁断機 |
|---|---|
| 加工機 | 乾燥機 |
| 加工機 | ローラープレス |
| 加工機 | 粉砕機 |
新しい製品・サービス:月桃茎の粉末素材、月桃茎繊維の素材などを活用した機能性製品。乾燥した月桃の茎商品、しめ縄などを含む。
ほぼすべての工程を機械化したことで作業時間が大幅に短縮され、労力も削減された。品質のムラが減り、天候に左右されない安定した生産が可能になった。月桃全体の80%を占める茎部まで有効活用できるようになり、主目的であった月桃茎の活用が実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の月桃茎部の活用や商品化の取組が続いており、既存事業の強化として機械化に位置付けられている。
市場や競合との比較、競争優位性についてはうかがえない。月桃の機能性活用を今後の展開として挙げるのみ。
手作業で生産効率が非常に低いという課題を認識し、機械化で作業時間が約2週間短縮された具体的成果が書かれている。
作業時間の約2週間の大幅短縮と茎部80%の有効活用という数字が示され、実際に成果が出ている。ただし付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員5人で導入後の工程体制や人材確保は書かれていない。講習会の実施にのみ触れている。
月桃の機能性を活用した製品開発やお客様ニーズ対応に触れるが、ターゲットや選ばれる理由は具体的に書かれていない。
補助事業後の展開として製品開発やマーケティング調査の方針が示されるが、スケジュールや課題解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
月桃茎の加工は一般的でない分野とうかがえるが、高付加価値化や高価格化を示す記述はない。
地域資源である県産月桃の有効活用に触れるが、経済波及や雇用創出などの数字や具体的記述は乏しい。
作業時間の約2週間の大幅短縮、品質のムラ削減、茎部80%の有効活用など、費用対効果を示す成果が具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
県産月桃という地域資源を活かす取組として書かれているが、雇用や地域成長への効果は具体的に示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
生産効率が高まったことで、月桃の機能性を活用した製品を開発し、市場へ安定して供給する予定である。茎部の粉末素材や月桃茎繊維の素材を活用した製品開発に力を入れ、マーケティング調査や顧客ニーズへの対応を行い、県産月桃の総合利用と地域資源の有効活用に努める。
コロナ禍の影響で、観葉植物などのレンタル先である法人客は減少したが、「おうち時間」の需要増から個人顧客が増加傾向にある。新たに始めたLINEポイントやSNS、定期的なガーデニング講習会などでファンづくりを行い、顧客増加に繋げていきたい。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
2018年11月に、それまで職人が手でやっていた木材加工のほぼ全てを自動化するNC加工機を導入した。