回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社うえざと木工
| 事業者名 | 有限会社うえざと木工 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 沖縄県石垣市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,精密加工 |
| 従業員数 | 37人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2003年 |
当社は木製建具や木製家具を製造し、主に八重山地区で販売している。従業員にはデザインや音楽を学んだ者や女性も多く、そのセンスを生かした商品づくりを行っている。平成26年度の事業でパネルを切断するデジタル制御の機械を導入して成果を上げたため、次の段階として切断面に化粧材を貼る縁貼り工程の生産性向上を模索していた。
抱えていた課題
やったこと
垂直切断を行うCNC制御パネルソーと、水平および傾斜切断を行うCNC制御スライドソーを導入した。切断寸法はタッチパネル式の操作盤に数字を入力するだけで設定でき、0.1mm単位の精密切断が可能である。デジタル制御のため熟練度を問わず、入社間もない新人や女性でも扱える。さらにPURボンドが使えるCNC縁貼機(エッジバンダー)を導入し、従来水回りには使えなかったLVL(単板積層材)を資材として使えるようにした。今回の検証では新設備の操作方法、PURボンドの使用方法や必要な工夫を確認し、水回りに強いことを示す試作品も作成した。
精密切断により切断ミスが大幅に減り、材料の歩留まりが良くなって無駄がほとんどなくなった。手間と時間が減ったことで納期も短くなり、従来できなかった仕事も受注できるようになって全体の受注量が増えた。導入した最新設備を顧客に見てもらうことで技術力がアピールでき、営業力も強化された。PURボンドを使った製品は品質が高まり付加価値が上がって利益も出ており、LVLの使用により無垢材の芯材と比べて生産性が約30%向上し、コストも約20%削減される見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
平成26年度にパネル切断のデジタル機械を導入し、次段階として縁貼り工程の生産性向上を模索したとあり、継続的な取組は読み取れる。
導入機械を顧客に見せて最新設備や技術力をアピールし営業力強化につながったとあるが、市場動向との関係や競争上の強みの分析は書かれていない。
アナログ切断機とNCルーターの整合性不良、熟練者への依存、材料の無駄という課題を明示し、切断の精度向上と歩留まり改善で対応している。
生産性は無垢材比で約30%向上、コストは約20%削減の予測と数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員37人で女性や未経験者も扱える機械との記述はあるが、補助事業の遂行体制や事務処理能力についての記載は少ない。
八重山の高温多湿な環境で耐水性が必要な水回りドアという用途と、PURボンド対応による顧客認知の高まりが具体的に書かれている。
キッチンや脱衣所向け商品の開発、地元素材の活用など今後の展開は示されているが、スケジュールや課題の解決方法は具体的でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
水回り用の防水ドアにLVLを使える縁貼りの仕組みは地域で高い付加価値を狙う内容だが、普及度や高価格化の水準は示されていない。
地元の八重山地区で販売し、将来は石垣の木材を使うとあるが、波及効果や雇用創出の数値は示されていない。
生産性約30%向上、コスト約20%削減、受注量の増加、すでに利益が出ているとの記述があり費用対効果の方向性は読み取れる。
デジタル制御の切断機や縁貼機を導入したことは読み取れるが、地域やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
八重山地区で地元素材の活用や商品の付加価値向上を図るとあり、地域特性を活かす方向性は読み取れるが、雇用創出の規模は不明。
今後はキッチンや脱衣所など水のかかる場所で使える商品の開発に取り組み、CNC縁貼機導入の成果をさらに大きくしたいと考えている。次の段階の機械設備導入も予定している。また、従来は材料のほとんどを島外から仕入れていたが、今後は石垣で採れる木も使うなど地元素材を生かした事業展開も図りたいとしている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった