ものづくり補助金平成28年度製造業北海道

最先端インソール製作システムの導入による製作工程の効率化と品質の高度化と安定化

有限会社POライフ

この事例のポイント

  • オーダーメイドという性質上、様々な制約があった。
  • 導入した最新のCAD・CAMシステムにより、インソールを短時間で安定的に提供できるようにした。
  • 最新のCAD・CAMシステムの導入により、オーダーメイドのインソールを短時間で安定的に提供できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社POライフ
所在地北海道 札幌市
業種業務用機械器具製造業
技術分野情報処理,測定計測,立体造形
資本金300万円

事業の背景

変形性ひざ関節症や外反母趾、足底筋膜炎の患者向けに、特殊機能を持つインソールを製作している。受注先は医療機関が中心である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力オーダーメイドという性質上、様々な制約があった。
  • 人手・技能足底圧分布計測などで品質や効果を客観的に示す手段が不足していた。

やったこと

導入した最新のCAD・CAMシステムにより、インソールを短時間で安定的に提供できるようにした。足底圧分布計測装置を導入し、インソールの品質や効果を図や数値データで見える化した。EVAスポンジ素材だけでは解決できない症例に対し、カーボンファイバー、グラスファイバー、アラミド繊維など強度の異なる複数の素材を使った足底装具を製作し、固定する部分と柔軟性を求める部分の素材と強度バランスを個別に調整している。糖尿病用壊死予防インソールの開発にも取り組み、糖尿病の方の足の一か所に集中する圧力を分散させる技術を目指している。

新しい製品・サービス:糖尿病用壊死予防インソール

事業の効果

最新のCAD・CAMシステムの導入により、オーダーメイドのインソールを短時間で安定的に提供できるようになった。足底圧分布計測装置により品質や効果を図や数値で示せるようになり、技術力の高さを客観的に証明できる武器になった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均3.0 / 514観点のうち12観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性オーダーメイドの制約を最新CAD・CAMで克服し、足底圧分布計測で効果を数値化して技術力を客観的に示している。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け医療機関が受注先で、変形性ひざ関節症や糖尿病患者などターゲットが明確で、症例ごとの対応も具体的。
  • 4
    新しさ・高付加価値複数素材で強度を個別調整する手法や、足圧データで品質を可視化する点は、同分野で高付加価値化を図るものと読める。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標付加価値額や賃上げに関する目標値の記載がなく、実現可能性の根拠が示されていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    装具に携わって34年、会社創業15年の経歴があり、インソール製作を中心とした事業の一貫性が読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    オーダーメイドの制約を最新CAD・CAMで克服し、足底圧分布計測で効果を数値化して技術力を客観的に示している。

  • 課題の認識と解決3

    オーダーメイドゆえの制約という課題を認識し、CAD・CAM導入で短時間安定提供につなげる計画になっている。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げに関する目標値の記載がなく、実現可能性の根拠が示されていない。

  • 事業を進める体制2

    体制や人材に関する記述は乏しく、事業遂行体制が具体的に示されていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    医療機関が受注先で、変形性ひざ関節症や糖尿病患者などターゲットが明確で、症例ごとの対応も具体的。

  • 事業化までの道筋2

    糖尿病用インソールは今後の構想として語られるのみで、スケジュールや解決方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    複数素材で強度を個別調整する手法や、足圧データで品質を可視化する点は、同分野で高付加価値化を図るものと読める。

公的補助の必要性3.0
  • 波及効果・雇用2

    患者の歩行改善や社会参加への効果は触れられているが、経済波及や雇用創出の記述は薄い。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献4

    CAD・CAMや足底圧分布計測などデジタル技術を医療用装具に活用し、医療機関との連携を進める点が示されている。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    北海道札幌市を拠点に医療機関向けの地域事業を営み、地域の医療福祉を支える事業として読み取れる。

今後の展望

糖尿病によって足を失う人を減らすため、予防的な見地から糖尿病用壊死予防インソールの開発を進め、関係医療機関とも連携していきたいとしている。

事業者の声

この技術を活かすべく、関係医療機関とも連携していきたい。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。