回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
網走ビール株式会社
成果生産効率 3,000本/日→10,000本/日
| 事業者名 | 網走ビール株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道 網走市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,製造環境 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1998年 |
網走ビールは円筒型のクラフトビールを製造・販売する地ビールメーカーで、クラフトビールの再燃の中、出荷量は全国上位に入っている。展示商談会や海外輸出向け商談会で注目を集めている。海外バイヤーからは、海外で定番の瓶ビールを中心に引き合いが多い。一方、昔ながらの三釜式製造で充填やラベル貼りを手作業で行っていたため、フル稼働でも1日当たりの生産量は3000本に満たなかった。
抱えていた課題
やったこと
瓶商品の製造工程に、無人化・全自動化システムを導入した。瓶洗浄から充填、打栓を連続的に自動で行う充填機は、同社の醸造能力と生産ラインに合わせて製造された特注品で、1時間に2000本の製造が可能である。HACCPやGMPに対応した計量・異物検査機「ウェイトチェッカー」は、動作来歴やNG来歴、統計機能を備えトレーサビリティを向上させた。さらに社内PCとのネットワーク化によるIoT機能を構築し、タブレット等でモニタリングできるようにした。加熱処理装置も導入し、常温で保存・流通できるようにした。
| 加工機 | ラベル貼り機 |
|---|---|
| 加工機 | 充填機(瓶洗浄・充填・打栓を連続自動で行う特注品) |
| 検査測定 | ウェイトチェッカー(計量・異物検査機) |
| ソフト | IoT機能(社内PCとのネットワーク化、タブレットでのモニタリング) |
| 加工機 | 加熱処理装置 |
| その他 | 貯蔵タンク |
新しい製品・サービス:ABASHIRIプレミアムビール(網走産の大麦麦芽を使用)
瓶ビールの充填、ラベル貼り、ウェイトチェッカーの導入により、生産効率は3倍強になった。生産コストは78%削減された。雑菌や異物混入のリスクがある工程を機械化したことで品質も向上した。従業員を商品企画部門や営業部門と連携させ、商品開発力も強化された。今後は年2〜3アイテムの新商品の発売を予定している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
手作業の充填やラベル貼りが需要に応えにくい課題とされ、IoT導入に踏み切ったと書かれているが、過去の取組との連続性は明示されていない。
海外バイヤーからの引き合いや香港・台湾への展開、加熱処理装置による船便輸出可能性など、市場と強みを結びつけた記述がある。
フル稼働でも1日3000本未満だった生産量が1万本に、生産コストが78%削減、3年後に売上20%増の目標と数字で課題解決を示している。
1日1万本の製造可能化で生産効率3倍強、生産コスト78%削減、3年後売上20%増加を目指すと数値目標が明示されている。
従業員20人の小規模体制であることはうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的記述はない。
流氷ドラフトなど色のある商品が若者に人気で海外バイヤーの評価も高いと、製品の価値と選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後の欧米展開やプライベートブランド企画、新商品2〜3アイテム発売予定などがうかがえるが、スケジュールや課題解決の方法は詳述されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
クラフトビールは出荷量が全国上位だが、同分野の中で高付加価値化・高価格化を図る記述は薄い。
地元網走産大麦麦芽の使用や網走ブランド化への貢献がうかがえるが、経済波及や雇用創出の数字は示されていない。
生産コスト78%削減や生産効率3倍強など、設備投資に対する効果が数字で示されている。
ウェイトチェッカーによるトレーサビリティ向上やIoTによるタブレットでのモニタリングはあるが、サプライチェーン全体への貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
北海道網走の地元素材や地元にこだわった商品企画、網走ブランド化への貢献意向が書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
3年後に売上高20%増加を目指し、今後は年2〜3アイテムの新商品を発売する予定。香港や台湾などアジア圏に加え、欧米や南米への展開も考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名