回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
日進工業株式会社
成果自社加工により納期を1週間短縮できる見込みと記載
| 事業者名 | 日進工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道 札幌市 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス,精密加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1991年 |
同社は札幌市でビルや倉庫、駐車場などの鉄骨施工を行う会社で、亡父が経営していた会社を5年前に再開した。機械設備は老朽化していたものが少なくなかった。北海道の建設業界は工事が多く、工事の遅延も多く発生している状況である。
抱えていた課題
やったこと
角形鋼管、H形鋼、T形鋼、I形鋼などの加工材料に対応可能なNCドリルマシンを導入し、孔開加工を内製化した。NCドリルマシンは図面データを入力するだけで穴開け加工ができるデータ対応型で、人的ミスがほとんどなくなった。オペレーターが機械の側にいる必要もなくなり、従業員を効率的に配置できるようになった。細かな仕様に合わせた孔開作業も可能になり、同業他社からの加工依頼も受注するようになった。
| 加工機 | NCドリルマシン |
|---|
内製化により外注コストを大幅に削減した。機器管理に常時人員を配置する必要がなくなり、緊急度の高い案件への対応力が上がった。緊急対応力の向上により顧客からの信頼が高まり、受注額の増加につながった。北海道内の受注を安定させながら大手ゼネコンから全国の緊急対応案件を受注し、増益となった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鉄骨施工を業務とし、老朽化設備を設備導入で刷新して内製化に取り組んだ経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
北海道の建設業界の多忙さや工事遅延を背景に、緊急案件対応力を強みとして外注先依頼を内製化する方針が具体的に読み取れる。
外注に頼っていた角形鋼管加工を内製化し納期を1週間短縮、外注コストを抑える課題認識と対策が明確に示されている。
納期1週間短縮や外注コスト削減が示されるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれておらず目標値の具体性が薄い。
従業員30人、代表の経営体制は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述は少ない。
緊急案件への対応力と同業他社からの加工依頼の受注という、選ばれる理由と顧客ニーズの裏付けが具体的に読み取れる。
設備導入後に追加投資が必要という記述はあるが、中長期の課題検証や遂行スケジュールは書かれていない。
増益や受注安定に触れるが、資本金1000万円以外に財務状況や資金調達の具体的な記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
北海道の建設業界の多忙さや大型イベント需要に触れるが、波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
外注コスト大幅削減や納期1週間短縮が示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
NCドリルマシンのデータ対応や溶接ロボットへの言及はあるが、サプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
北海道で地域の建設業界の要請に応え受注を広げる内容があり、地域の経済成長への寄与がうかがえるが具体性は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
増益を背景に設備投資を続け、生産体制の拡充と事業拡大を目指している。
「他に頼んだけど出来ないと言われた」という案件が来ても120%の力で取り組む
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった