回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社メタルプロダクツ
| 事業者名 | 株式会社メタルプロダクツ |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 最上郡真室川町 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 29人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1997年 |
ソーラーパネルの需要増加に伴い、太陽光発電用架台の高品質・大量生産の需要が拡大している。当社は軽量鉄骨加工一式や鉄骨二次部材の加工を主力としている。既存の設備でも対応は可能だったが、需要増と品質確保を両立させるため新規機械の導入を決めた。
抱えていた課題
やったこと
既存の機械を当社仕様にカスタマイズして導入した。CADに図面データを入れるとデータが変換され、加工指示に従って搬入、鋼材の孔明け、切断、番号のプリント、搬出までを自動で行う。これまで手作業だったデータ入力や鉄骨部材への番号記入はほぼゼロになった。孔明けは部材や用途を問わず、切断と組み合わせて複合的に使える。対応できる鋼材の種類が多く、使い勝手がよい。
| 加工機 | 複合機(鋼材の孔明け・切断・番号記入) |
|---|
機械の導入により、図面が確実であれば人の手による作業がなくなり、ヒューマンエラーがなくなった。その結果、品質、生産、コストの面で成果があがっている。工場内のレイアウトロスと増築ロスで動きに支障が出ていたが、増築が完成すると改善され、機械面では予定通りの成果になる見込みである。新工場で室内保管ができるようになり、物流の効率化と品質向上が確保される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鉄鋼二次部材に特化した当社の強みに触れ、既存事業の延長として生産拡大を図る方針が読み取れる。
ソーラーパネル需要増加を背景に、図面対応力や難易度の高い加工品、生産量の多さを強みとして挙げている。
手作業のデータ入力や番号記入をほぼゼロにし、ヒューマンエラー削減と品質・生産・コス面の成果を挙げている。
高付加価値化や賃上げの数値目標は書かれておらず、機械導入による成果の定性的記述にとどまる。
ODA経由の研修生受け入れや実習生受け入れの実績に触れるが、補助事業を遂行する体制の具体は薄い。
ソーラーパネル用架台の需要増と品質・大量供給への対応という顧客ニーズは読み取れるが、ターゲットの詳細は薄い。
新工場完成後に受注を増やす方針と、レイアウトや増築によるロスの改善見込みが示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
太陽光架台用の鋼材加工は一般的な分野とまでは言えず、高付加価値化の水準も示されていない。
新たな雇用や需要の創出、地域への波及効果への言及は薄く、国が補助する積極的理由はうかがえる程度。
ヒューマンエラー減少やコスト面の成果が述べられるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
CAD連動の自動加工は省力化にあたるが、サプライチェーンへの貢献や新しいビジネスモデルへの言及は薄い。
太陽光架台という再生可能エネルギー分野への対応がうかがえるが、構造転換への言及は明確ではない。
真室川町に立地する地域企業で、新工場による雇用や地域の成長への言及は限定的だが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
建築中の新工場が完成すれば受注を増やしていく。図面への対応力、難易度の高い加工品、品質、生産量の多さといった強みを活かし、設備で生産拡大を図る。ODAを通じて交流のある東欧モルドバ共和国からの研修生や、2013年からのインドネシア人実習生の受け入れを通じ、グローバルな人材育成と技術協力を継続、発展させていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
倉庫業務は昼間に製品の出荷と資材の受入れ・入庫を行い、夜間に生産された製品のパレット積み収納と生産機械への資材投入を行っている。
効果:倉庫業務の人数 4名→2名
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分