回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社リナイス
| 事業者名 | 株式会社リナイス |
|---|---|
| 所在地 | 北海道 札幌市 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 2,440万円 |
| 設立 | 2011年 |
株式会社リナイスは北海道産サケの鼻軟骨から「プロテオグリカン」と「Ⅱ型コラーゲン」を抽出し、健康食品や化粧品原料を製造販売している。「プロテオグリカン」は日本国内でのトップメーカーである。マグロ、カツオや鳥類の筋肉から抽出されるアンセリンは抗疲労効果などが期待され、近年注目が高まっている。
抱えていた課題
やったこと
「アンセリン」抽出のための設備を導入し、検証を行った。導入した機械装置は酵素処理プラントシステムなどで、必要部位のカットから製品になるまで15の製造工程を通る。本事業で導入した機械装置に関連するのは必要部位カット・洗浄、酵素処理・酵素失活、精製分離、乾燥の工程で、いずれもアンセリンの抽出を合理的かつ効率化する狙いがある。新規設備導入とその製造実験を行い、機械装置の効果により歩留まりと純度の向上を達成した。
| 加工機 | 酵素処理プラントシステム |
|---|
新しい製品・サービス:サケ由来の機能性食品原料「アンセリン」
導入した機械装置の効果により、アンセリン抽出に係る歩留まりと純度の向上を達成した。他社の既存商品との競争力がついたため、国内販売の開拓や代理店との新商品共同開発に積極的に取り組む。アンセリン市場の10%シェア獲得を目指し、韓国、台湾、タイ、ベトナムなどへの海外展開も計画している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のプロテオグリカン製造販売の延長として、アンセリン抽出を新たな可能性と位置付けているが、経営戦略上の明確な位置付けは記載が薄い。
国内トップメーカーである強みや、マグロ等に比べ注目されるアンセリン市場に触れているが、競争優位の根拠の具体性は薄い。
歩留まりと純度の向上を達成したとあるが、現状課題の具体的な認識や数値目標は示されず、わずかにうかがえる程度。
アンセリン市場の10%シェア獲得を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、実現可能性の判断材料は限定的。
第2工場の稼働や原料調達・処理能力の増強に触れており、事業遂行体制の一端はうかがえるが人材や事務処理能力の記載は薄い。
健康食品メーカーへのサンプル提案や機能性の説明はあるが、顧客ターゲットの明確性やニーズの裏付けは具体的数字を伴わない。
国内販売開拓、代理店との共同開発、韓国・台湾等への海外展開を計画とあり、方向性はあるがスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
アンセリンは近年注目が高まる機能性食品原料とされ、既存のプロテオグリカン等とは別の新分野への挑戦として読み取れる。
未利用資源となるサケ非可食部の有効活用に触れるが、雇用創出や波及効果などの国が補助する積極的理由は示されていない。
歩留まりと純度の向上は記載されるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数値は記載されていない。
酵素処理プラントの導入など工程の効率化はうかがえるが、デジタル技術やサプライチェーンのイノベーションへの言及は乏しい。
健康寿命の延伸や海外展開に触れるが、日本経済の構造転換に資する成長分野としての位置付けは明示されていない。
北海道の未利用資源を活用する地域性は明確だが、地域の雇用や経済成長への波及効果は具体的に示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
アンセリン市場の10%シェア獲得を目指し、国内販売の開拓、代理店との新商品共同開発、韓国・台湾・タイ・ベトナム等への海外展開を計画している。
当社の主力商品である「プロテオグリカン」は国内市場はもとより、世界的にも注目されつつあります。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。