高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
なんぶ農援株式会社
| 事業者名 | なんぶ農援株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 南部町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1988年 |
当社は食品加工場「なんぶの台所」で、地元で獲れた野菜や果物を使い、ジャムやシロップ漬けなどのオリジナル商品と、県内のホテルやレストラン向けの業務用加工品を製造している。オリジナル商品は土産品として「渓流の駅おいらせ」などの土産店で販売している。新型コロナウイルスの影響で土産品の売上が落ち、業務用のカット野菜や果物ピューレの取引も落ち込んでいる。
抱えていた課題
やったこと
回転式蒸気釜と簡易貫流ボイラを組み合わせたボイル・冷却システムを導入した。回転式蒸気釜は従来のガス直火釜の2分の1から3分の1の時間で沸騰させることができ、燃費も2分の1までカットできた。デジタル温度管理が可能なボイラに替えたことで、釜の前に作業員がいなくても一定の温度を保てるようになった。小型真空ガス包装機では、果物とシロップを同じ袋に入れて30から40分間湯煎してゆっくり加熱し、その後一気に冷却する工程とした。コンポートとドライフルーツのサンプル品を試作し、一般生菌数、大腸菌群、水分活性、pH、糖度を調査して評価した。
温度管理が自動化されたことで、一定の温度を保てるようになり、品質が向上した。ゆっくり加熱することで果物が味を含みやすくなり、ゼネラルレクラークなども形を保てるようになった。その結果、煮崩れによる商品ロスが減り、生産性が向上した。冷却システムの導入により、サンプル検査で一般生菌数と大腸菌群が陰性と確認され、HACCPの基準にも対応して衛生管理を強化できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
土産品やホテル向け業務用加工品を製造してきたことはうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。
地元の野菜や果物を使い、台湾輸出できる市場性があるとの記述はあるが、強み・弱みの分析は読み取れない。
ガス加熱の温度管理が難しく加熱不足や変色・煮崩れが課題だったと具体的に書かれ、課題認識は読み取れる。
燃費半減や加熱時間が2分の1から3分の1になるといった効果は書かれるが、付加価値や賃上げの目標値は示されていない。
従業員15名や「なんぶの台所」の製造体制はわかるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の記述は薄い。
ホテル・レストラン向け、土産品、台湾輸出可能な商品など顧客や販路は示されるが、ニーズの裏付けは薄い。
サンプル品で一般生菌数や大腸菌群などを調査し評価した点は書かれているが、スケジュールや中長期の検証計画は読み取れない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ジャムやコンポートは一般的な加工食品で、同分野での高付加価値化を示す記述はわずかにうかがえる程度。
農家の傷ものを加工して収入を生み、地元果物を活かす取組とわかるが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
ロス削減や生産性向上は書かれるが、補助金額に対する付加価値増加などの数値は示されていない。
デジタル温度管理の導入は読み取れるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
地元の果物を加工し農家を支え、地域の特産品開発も進める点は読み取れるが、地域成長への効果は具体性が薄い。
地元の新たな特産品「ジュノハート」の加工品を開発し、年間を通して食べられる土産品として提供することを考えている。農家のためのOEM製造として、預かった野菜や果物の品質を保ちながら、安定した製品の製造を続けていきたい。
「農家さんを応援したい」
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分