ものづくり補助金平成28年度製造業岩手県

地元特産品岩手短角牛振興のための加工食品製造強化計画

有限会社総合農舎山形村

成果一度に加熱殺菌できる数量 100パック→800パック

この事例のポイント

  • 従来の装置は一度に加熱殺菌できる数量が100パックが限界で、1日あたりの生産量は400パックにとどまっていた。
  • 最新型の高温高圧殺菌装置(レトルト窯)を導入し、レトルト商品の製造を行った。
  • 一度に加熱殺菌できる数量 100パック→800パック。新しい装置により、レトルト商品の品質が均一になり、加熱後の包装不良品もなくなった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社総合農舎山形村
所在地岩手県 久慈市
業種食料品製造業
技術分野材料製造プロセス,製造環境
従業員数25人
資本金4,000万円
設立1994年

事業の背景

当社の主力製品はハンバーグやコロッケなどの冷凍惣菜である。近年は備蓄や非常用としてレトルト商品の需要が増大しているが、冷凍や冷蔵商品は物流コストが高いため、レトルト商品の開発と製造が急務となっていた。当社が扱う岩手短角牛は、近年の赤身人気から需要が伸びている一方、飼育頭数は肉用牛全体のわずか1%にすぎない稀少な存在である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力従来の装置は一度に加熱殺菌できる数量が100パックが限界で、1日あたりの生産量は400パックにとどまっていた。
  • 品質・精度既存設備では製造工程の要となる温度や圧力の管理を人手に頼らざるを得ず、製品の品質を均一にすることが難しかった。
  • 新製品・新技術備蓄や非常用のレトルト商品の需要が増えているため、レトルト商品の開発と製造を急ぐ必要があった。

やったこと

最新型の高温高圧殺菌装置(レトルト窯)を導入し、レトルト商品の製造を行った。導入した最新型レトルト加熱調理設備は、調理から加熱殺菌、品質調整、確認までを自動運転で行うため、作業中に人員を配置しなくてもよい。装置は一度に800パックを加熱殺菌でき、従来の100パックから大幅に増やすことが可能になった。当社が大切にしている岩手短角牛を使い、カレーやビーフシチューなどの商品を開発・改良した。実証実験では、加熱殺菌した製品の原料がなじみ旨味が引き出され、加熱後の包装不良品もなくなった。

加工機高温高圧殺菌装置(レトルト窯)

新しい製品・サービス:岩手短角牛を使ったレトルト商品(カレー、ビーフシチュー、牛ごはんの素、ミートソースの4種類)

事業の効果

  • 一度に加熱殺菌できる数量 100パック→800パック

新しい装置により、レトルト商品の品質が均一になり、加熱後の包装不良品もなくなった。一度に加熱殺菌できる数量が増えたことで、高品質のレトルト加工食品を大ロットで供給できる体制が整った。作業中の人員配置も不要になり、省人化につながった。OEM製品の製造を積極的に進めることも可能になった。

今後の展望

大ロット供給体制により、学校給食や飲食店分野への進出も視野に入ってきている。岩手の食材を使った加工食品の受託製造にも注力し、地域のレストランのような役割を担うことを目指している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。