回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
マルニ食品株式会社
成果冷却時間 24時間→0.5時間
| 事業者名 | マルニ食品株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 登米市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 設立 | 1885年 |
麺茶屋として1885年に創業したマルニ食品は、コンビニエンスストア向けの調理麺を東北6県の店舗に出荷している。自社製品として茹でうどん、中華麺などの麺全般と郷土料理「はっと」をスーパーや量販店に出荷している。通販の需要が増えていたことも、製造工程の改善が求められた背景である。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金で真空冷却機を導入し、麺の過熱後の冷却時間を冷蔵庫で丸1日かかっていたものから30分まで短縮した。急速冷却により食感が改善され、酸化と細菌増殖の抑制にもつながった。自動包装機も導入し、5名で手詰めしていた包装工程を2名で行えるようにした。これにより製品在庫を持たない効率的な生産体制となり、注文を受けた当日に商品を配送できるようになった。
| その他 | 真空冷却機 |
|---|---|
| 加工機 | 自動包装機 |
真空冷却機の導入により、麺の冷却時間が丸1日から30分に短縮された。急速冷却によって食感が改善され、酸化と細菌増殖の抑制にもつながった。自動包装機の導入で包装工程は5名から2名になり、社員を他の生産ラインに振り向けられるようになった。製品在庫を持たない体制により、注文当日の配送と通販業者が求める短納期への対応が実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1885年の製麺技術を背景に麺菓子を展開し、直営店やアンテナショップへ広げたとあり、一貫性はうかがえるが経営戦略への明示は薄い。
通販需要の増加に対応し、他社に真似できない製麺技術とノウハウを強みとして挙げている点は読み取れるが、市場分析の記述は少ない。
冷却に丸1日かかっていた工程を30分に短縮し、当日受注・当日発送を実現したと数字つきで課題解決が示されている。
冷却時間の短縮や作業人数の削減は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載されていない。
社員の配置転換や製造に携わる社員の記述はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は読み取れない。
通販業者から要望の多い短納期に応えると書かれ、食感改善や酸化・細菌増殖抑制など品質面の訴求点が具体的に示されている。
今後の展開として5種類のフレーバーや各県のご当地フレーバーへの展開が語られているが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
麺菓子を大人向けのお酒のおつまみとして位置づける新しさは読み取れるが、市場での認知度や普及度の数字は書かれていない。
地元の麺文化を全国へ広げる点はうかがえるが、雇用創出や波及効果などの国が補助する理由は具体的に書かれていない。
冷却時間を1日から30分に短縮し、包装を5名から2名にしたと数字で効果が示されるが、補助金額との費用対効果は書かれていない。
真空冷却機や自動包装機の導入は示されるが、先端的なデジタル技術やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
宮城や東北の地域食材(石巻の藻塩、郷土料理はっと)を活かした製品づくりは読み取れるが、地域経済への波及の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
既存の加工工程を検討し、工程集約と加工時間短縮を図るとともに、最小の人数で機械を長時間無人稼働させる方針を立てた。
効果:工程数 6工程→2工程
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった