高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
喜久水酒造合資会社
| 事業者名 | 喜久水酒造合資会社 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 能代市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1876年 |
喜久水酒造は明治8年創業の能代市の酒造メーカーで、自社保有の旧国鉄跡トンネルの地下貯蔵庫で低温熟成した清酒を販売している。主力ブランドは「能代シリーズ」(朱金泥、比羅夫、花散里など)。清酒の完成までには酒母に2週間、醪に4週間程度を要し、日々の分析で発酵の進行具合を確認しながら搾りのタイミングを計っている。
抱えていた課題
やったこと
迅速なアルコール測定と分析結果の個人差の解消、酸状態の正確な把握を行うため、アルコール測定システムとアミノ酸測定システムを導入した。導入したシステムは、サンプルをセッティングするだけで以降の作業を機械が自動で行い、分析結果がパソコンに出力される。ガラス器具に残った水滴やサンプル温度、浮標の読み取り誤差などの個人差に左右されず、正確な分析が可能になった。機器の洗浄も自動で完了し、片付けが簡略化された。これまで使用していたフラスコ等の和器具は一切不要になった。
新しい製品・サービス:大吟醸 俺の亀 大地
システム導入後は、サンプルをセッティングすれば分析要員が他の業務に取り掛かれるようになり、結果も自動出力されるため省力化が大きく図られた。分析の個人差がなくなり正確な分析が可能になった。蔵人に余裕が生まれ、自ら考えて行動するようになった。酒質の安定化が図られたと実感している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
旧国鉄トンネルでの低温熟成や地元の契約栽培米を使った新商品開発など過去の取組との一貫性は読めるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
県外卸売りをせず地元能代での提供を重視する方針や、トンネル貯蔵庫の年間100人超の見学が書かれており強みはうかがえるが、市場や競合との比較は書かれていない。
分析に2人が拘束され、最大23検体を全量分析できず一部のみ分析していた課題は具体的だが、高付加価値化や成長への計画は書かれていない。
公開情報では判断できません。
2人の分析要員が交代で分析していたことや専務が杜氏を務めることはうかがえるが、補助事業の遂行体制は書かれていない。
地元能代の酒造りや県外に出さない方針は書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは整理されていない。
システム導入後の活動予定という見出しはあるが、中長期の遂行方法やスケジュールの具体的な記述は読み取れない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
大吟醸「俺の亀 大地」が杜氏3年目の新酒鑑評会で金賞を受賞しており高水準の品質はうかがえるが、分野の普及度との比較は書かれていない。
地域に根ざした酒造りや年間100人超の見学による地域への人の呼び込みがうかがえるが、経済波及効果の数値は書かれていない。
分析要員の拘束が解消され省力化が大きく図られたとあるが、投入額や付加価値増加など費用対効果の数値は書かれていない。
分析の自動化や結果のパソコン出力などデジタル活用はうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
能代市の契約栽培農家の酒米や旧国鉄トンネルの地下貯蔵を活かし、地域の個性と見学者の呼び込みにつなげる取組が具体的に読み取れる。
地域に根ざした酒造りを続け、地元能代での飲用と見学を通じて県外から人を呼び込み、当社商品の個性をアピールしていく。
個人差なく正確な分析が可能になったことも大きいが、システム導入で一番良かったと感じているのは、酒造りにこれまで以上に集中できるようになったこと。蔵人に余裕が生まれ、自ら考えて行動するようになった。蔵内の清掃含め、これまで単純に「作業」として捉えていたものにも意味を見出してくれるようになったことが大きい。
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル