プラント向け特殊バルブ部品等の生産性向上をもたらす加工技術の高度化
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
株式会社ファルシオン東北
成果加工範囲 1倍→1.5倍
| 事業者名 | 株式会社ファルシオン東北 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 川西町 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 2011年 |
当社はベースプレートの加工を主力とし、自動車や半導体産業向けに製造装置の部品を供給している。近年は新興国が低価格を武器に存在感を増し、難易度の低い安価な加工品は価格競争により海外へ移りつつある。国内のニーズは高精度・高品質、短納期、大型化へ進むとみられる。従来設備で対応できる小さなサイズは競合が多く受注競争が激しい一方、大型サイズは自社設備で加工できず外注に依存していた。
抱えていた課題
やったこと
最新モデルの門形マシニングセンタ(2パレット仕様)を導入した。最大加工範囲はX1500×Y800×Z660mmで、従来設備の約1.5倍に拡大した。加工精度も向上し、これまで外注していた加工公差の厳しい製品を自社で加工できるようになった。2パレット仕様により、一方に バイスを搭載した小物用、もう一方にバイスを載せない大物用として使い分けられるようにした。ツール収納本数は60本で、ツール交換時間が劇的に減少した。
| 加工機 | 門形マシニングセンタ(2パレット仕様) |
|---|
大型ベースプレートなどの加工を自社で行えるようになり、外注に頼っていた受注機会を取り戻した。加工範囲と精度の向上により、これまで対応できなかった加工公差の厳しい製品や付加価値の高い製品も受注できるようになった。2パレット仕様によりバイスの着脱が不要になって作業効率と生産性が上がり、短納期対応とコストダウンが可能になって他社との差別化が進んだ。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ベースプレート加工をメインとしてきた既存事業との関係はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
国内需要は高精度・高品質・短納期・大型化に向かうと書かれ、他社との差別化を図るとあるが、自社の強み弱みの分析は薄い。
従来は大型サイズを外注に頼り受注機会を逃していたという課題が示され、大型加工の内製化で受注拡大につなげる計画が読み取れる。
加工範囲が従来の約1.5倍に拡大し、2パレットで生産性向上とあるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員4名の会社であることは書かれるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述は見当たらない。
高精度・高品質・短納期・大型化へのニーズと、医療機器関連への取引先の広がりが書かれ、選ばれる理由も示されている。
今後は医療機器関連など新分野への対応を進めるとあるが、スケジュールや課題の解決方法までは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
大型ベースプレートや高精度加工は同分野で競合が多いと書かれ、高付加価値化を図る内容とはいえ、水準の明示は薄い。
国内需要の変化や国内生産の維持といった波及効果の記述はわずかで、国が補助する積極的理由は読み取りにくい。
加工範囲1.5倍や外注削減は書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数字は示されていない。
新分野や医療機器関連への展開は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は具体的に示されていない。
医療機器など新分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
大型化、高精度・高品質化、短納期に対応できる生産体制が整い、受注機会の損失を防ぐだけでなく、新たな受注増や今まで参入していなかった分野への道が開かれた。主な取引先は医療機器関連にも力を入れており、これまで培った技術力を活かして高品質化や寸法・形状精度の高度化に応え、新たな分野にも柔軟に対応できる生産体制を整えていく考えである。
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%