回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社大和製作所
| 事業者名 | 株式会社大和製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 北塩原村 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 42人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1987年 |
当社は航空・医療・量子などの最先端分野で必要とされる超精密な特殊形状部品加工を行っている。量産ではなく少量多品種生産に特化しており、航空機のタービン部分、内視鏡カメラの接続部分、PETの放射線照射部分の部品や特殊治工具、試作開発品などを県内外のメーカーから受注している。現在の精密部品は複雑形状での公差レベルが高く、生産には複数の製造工程設備を用いる必要がある。
抱えていた課題
やったこと
5軸加工対応3次元CAD/CAMシステムと、CNC旋盤、CNC万能研削盤を導入した。5軸加工対応3次元CAD/CAMシステムにより1回のチャッキングで5面を一度に加工でき、同時多面加工でも加工精度を高く保ち切削条件のよい加工が可能になった。CNC旋盤は内視鏡などの小型部品の縦削り精密切削加工に対応し、NCデータ作成時間とマシン干渉を抑えた。CNC万能研削盤はPETの放射線照射部分や注射製剤容器、タービン軸の内面研削で要求される研削条件を自動作成し、CAD/CAMシステムのNCデータと連動させて生産効率と精度を高めた。
| ソフト | 5軸加工対応3次元CAD/CAMシステム |
|---|---|
| 加工機 | CNC旋盤 |
| 加工機 | CNC万能研削盤 |
5軸加工対応3次元CAD/CAMシステムの導入により図面データのプログラム作成が効率化され、データ作成時間が短縮した。段取り時間と加工時間も大幅に短縮され、5軸複合加工での生産効率が飛躍的に向上した。CNC旋盤とCAD/CAM連動により少量多品種のオーダーに迅速に対応できるようになり、CNC万能研削盤では円筒研削の生産性が大幅に向上した。生産工程全体で生産効率と品質の高度化を同時に実現し、年間売上高の増加につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
航空・医療・量子向け超精密部品と少量多品種生産への特化が書かれ、一貫性は読めるが過去の取組との関係は具体的に書かれていない。
難形状・難材加工で他社が扱えない案件を受注しているという強みが具体的に書かれ、競争優位性が読み取れる。
段取り時間短縮や加工時間短縮など課題が挙げられ、5軸加工CAD/CAM導入で対応する計画が書かれている。数値目標はない。
短納期化や生産効率の向上は書かれるが、付加価値額や賃上げの目標数値は示されていない。
社長の談話や従業員数42名の記載はあるが、補助事業の遂行体制について具体的な記述は少ない。
航空・医療・量子など最先端分野の部品を県内外から受注し、難加工を強みとする点が具体的に書かれている。
段取り時間短縮と品質維持の方針は書かれるが、スケジュールや遂行方法の詳細は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
5軸加工や難形状・難材加工で他社が扱えない領域に特化していることが書かれ、高付加価値性が読み取れる。
医療・航空・量子分野の部品を扱い需要増が見込まれると書かれるが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
年間売上高のアップと生産効率の改善が書かれるが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。
5軸加工対応3次元CAD/CAMとNCデータ連動による生産工程の高度化が書かれ、デジタル活用は読み取れる。
航空・医療・量子など成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
福島県耶麻郡の立地と県内外の受注が書かれるが、地域経済への牽引効果は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新たな生産設備と5軸加工対応の導入で生産時間が短縮され、受注拡大と高精度品質の維持を両立する体制が整った。今後はさらなる設備の増設や工場の拡大、従業員の増員などを検討し、高品質の製品を安定生産できる24時間稼働のシステム導入を目標としている。
お客様と共感できるものづくり
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分