サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
株式会社中村自工大成製作所
成果冷却装置の生産量が従来比200%(年間目標120台)に向上
| 事業者名 | 株式会社中村自工大成製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 高萩市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,精密加工 |
| 従業員数 | 42人 |
| 資本金 | 4,500万円 |
同社は、JRなど鉄道事業各社および車両メーカーに対し、ディーゼル気動車の内燃機関を冷却する銅製熱交換器を提供する国内唯一のメーカーである。鉄道事業各社では昭和50年代前半に導入したディーゼル気動車のうち約800両が耐用年数30年を超えており、2018年から年間80両ずつ新車へ置き換える更新計画が進んでいた。さらに既存車両の内燃機関更新、ミャンマー向けODAの新車および中古車改造計画もあり、年平均約120台の冷却装置が必要となっていた。
抱えていた課題
やったこと
冷却装置の主部品である製缶フレームの加工に、「レーザ・タレットパンチング複合加工機」を導入した。CADデータを利用して規格定尺板に部品を自動配置し、裁断・穴開け・タップまでを一気に行うため、切り板をサイズごとに用意する必要がない。プログラム作成から加工までを1人のオペレーターで行えるようになり、設計から部品加工までのワンストップ化を実現した。銅製熱交換器は平成24年度ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金で放熱フィンの量産化を済ませており、今回は製缶フレームの製造能力向上を図った。
| 加工機 | レーザ・タレットパンチング複合加工機(製缶複合加工機の最新モデル) |
|---|
製缶フレームの加工コストおよびリードタイムが大幅に削減された。冷却装置の生産量は従来比200%となり、2018年から10年間、課題であった約1200台の冷却装置を納入できるようになった。品質(放熱性能、耐目詰まり性能、振動耐久性)の確保とコスト削減も達成した。今後はグループ企業が外注していた作業を内製化し、グループ全体の稼働率向上を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の放熱フィン量産化の取組(平成24年度補助金)に続く課題として製缶フレーム能力向上に取り組んだと読める。経営戦略上の明確な位置付けは書かれていない。
国内唯一のメーカーでシェアはほぼ100%、ディーゼル気動車の更新需要が年間120台で生産能力60台を補う、と強み・外部環境が具体的に書かれている。
生産能力年間約60台に対し必要120台という課題を明示し、複合加工機導入で生産量200%アップという解決策を示している。
年間目標120台に対し生産スピード2.5〜3倍、年間120台を大きく超える量産化、コスト削減達成と数値目標と結果が書かれている。
プログラム作成から加工まで1人のオペレーターで可能になったとあるが、体制や人材確保の計画は詳述されていない。
国内唯一のメーカーであり鉄道事業各社のニーズに応える点、各社独自のスタイルへの対応は書かれるが、顧客ターゲットの整理は薄い。
導入後の成果と今後の計画(グループ企業の外注作業の内製化)は書かれるが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
鉄道車両用冷却装置の分野で国内唯一のメーカーとあるが、分野の普及度や高付加価値化の水準は示されていない。
ディーゼル気動車の更新計画で約800両が耐用年数超過とあり、鉄道事業の安定運行という公的な必要性が具体的に読み取れる。
生産量200%アップやリードタイム削減は読み取れるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
レーザ・タレットパンチング複合加工機の導入は書かれるが、サプライチェーン全体への貢献やデジタル技術の波及は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
茨城県高萩市の本社工場とあるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用拡大の記述は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
グループ内の工場が導入した複合加工機を利用し、これまで外注していた作業を請け負うことを計画しており、内製化の向上とグループ企業全体の稼働率向上を目指していく。
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。