増産体制を確立する為の課題解決策として、充填・打栓ラインを導入する。
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
有限会社那須金型製作所
成果平均的な部品で固定治具の制作時間が削減され、およそ1.5時間(約23%)の大幅な削減が可能となった。
| 事業者名 | 有限会社那須金型製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 那須烏山市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 3人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1982年 |
1982年の創業当初はブラウン管などの電子機器向け金型を主力にしていたが、やがて多種多様な業界向けの金型製造に携わるようになった。様々な金型製造を通じて超精密加工技術が培われ、それが同社の強みとなっている。自動車部品向けダブルモールド金型部品の6面研磨加工の依頼が増えており、異材質を一体成形するダブルモールドは組立作業が発生しないため海外との価格競争に対抗でき、需要が増加していると思われる。
抱えていた課題
やったこと
砥石の縦方向の可動範囲が大きい精密成形研削盤PFG500DXPLⅡ(Okamoto)を新たに導入した。これまで傾斜面の加工では角度固定治具を都度作っていたが、回転傾斜式テーブルを導入して前後方向の角度を随時変更できるようにし、さらにその上に角度プレートを載せて左右方向の角度も随時変更できるようにした。部品の固定はクランプによる締付けではなく磁力を用いたマグネット固定式とし、着脱の工数も削減した。これにより、あらゆる傾斜面の依頼に治具レスで対応できるようになった。
| 加工機 | 精密成形研削盤 PFG500DXPLⅡ(Okamoto) |
|---|---|
| その他 | 回転傾斜式テーブル |
| その他 | 角度プレート |
| その他 | マグネット固定式の部品固定方式 |
傾斜面の標準的な加工部品について、固定治具の制作時間が削減されたことで研磨加工の工数が約1.5時間(約23%)削減でき、当初の目標値を達成した。治具レスで多様な傾斜面に対応できるようになり、部品着脱の工数も減った。加工ノウハウの指導により従業員の技術が向上し、生産力の拡大につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1982年創業以来の金型製造と超精密加工の蓄積が強みとして述べられ、一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
自動車部品向けダブルモールド金型の6面研磨依頼増加と、組立作業不要による海外との価格競争への対抗が具体的に書かれている。
角度固定治具の製作が工数の負担だったことを示し、回転傾斜式テーブル等の導入で治具レス化する具体的な改善策が示されている。
研磨加工の工数を約1.5時間(約23%)削減し、当初の目標値を達成したと数字で示されている。
従業員3名で、従業員への加工ノウハウ指導や後継者への技術継承が述べられているが、体制の詳細は乏しい。
ダブルモールド部品の需要増と、磁力マグネット固定による着脱工数削減など、顧客ニーズと選ばれる理由が具体的に書かれている。
技術継承を今後も継続すると述べ、アルミ・銅など非磁性素材への対応が迫られる課題にも触れているが、スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ダブルモールド金型の6面研磨加工という分野で、治具レスの傾斜面加工に取り組むことが書かれているが、高価格化の数字は示されていない。
自動車の軽量化に伴うプラスチック部品の市場拡大に触れているが、波及効果や雇用創出についての記述はわずかである。
約1.5時間(約23%)の工数削減と目標達成が数字で示され、投入額に対する効果の一端がうかがえる。
マグネット固定や治具レス化による工程改善は述べられるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
自動車の電動化・軽量化による市場変化に対応する方向性がうかがえるが、構造転換への言及は明確ではない。
栃木県那須烏山市の企業であることは示されるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自動車向けプラスチックの市場は拡大が続くと考えられる。ハイブリッド車や電気自動車の伸長で自動車の軽量化が進み、金属からプラスチック部品への置き換わりが進んでいる。研磨加工する素材もアルミニウムや銅など磁気性のない素材への対応が迫られており、本事業を契機に蓄積した技術力にさらに磨きをかけ、次の世代へ伝承して事業発展につなげたいと考えている。
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程