回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社大多摩ハム小林商会
成果従来の倍以上の生産能力を発揮できる体制が整った。
| 事業者名 | 株式会社大多摩ハム小林商会 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 福生市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,立体造形 |
| 従業員数 | 70人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1932年 |
当社は昭和7年創業のドイツ伝統製法によるハム・ソーセージ製造会社で、直火式燻煙と自然熟成にこだわり、加水増量せず添加物を加えない製品で本物志向の消費者やアレルギーを持つ人から支持を得ている。百貨店やスーパー、香港の大手輸入食材店などで販売され、国内外にファンを持つ。近年は安全な食への関心の高まりから需要も増えている。
抱えていた課題
やったこと
加工スピードと鮮度維持の鍵を握るチョッパー・カッターを入れ替えて生産性を向上させるとともに、3D金型を使った自動充填を試みた。導入設備は、株式会社長沼製作所製の『多段式チョッパー』(肉を必要以上に潰さず鋭利に挽き、加工温度の上昇を防ぎ味と食感をよくする3段挽き)と、株式会社ヒガシモトキカイの『サイレントカッター』(バキューム機能付きで真空状態を作りながら肉をペーストにする)である。3Dソーセージの金型は、アルミ金型の内側にシリコンを装着し、そこに自動で材料を詰める方式である。バラの形状は複雑で一定の密度で肉を詰める必要があり、手作業の方が仕上がりがよいという結論に至ったが、文字を造形する金型を開発し、一文字一文字の細部まで表現できる製法を確立した。
| 加工機 | 多段式チョッパー(株式会社長沼製作所製) |
|---|---|
| 加工機 | サイレントカッター(バキューム機能付き、株式会社ヒガシモトキカイ製) |
| 金型 | 3D金型(アルミ金型にシリコンを装着した自動充填用金型) |
新しい製品・サービス:3Dソーセージ(特許取得済み、バラや文字の形状に造形したソーセージ)
原料加工のリードタイムが短縮され、全体の作業効率が向上した。従来の倍以上の生産能力を発揮できる体制が整った。文字を造形する金型により一文字一文字の細部まで表現できる製法を確立した。3Dソーセージは国外からの引き合いも多く、諸外国の食品安全に関する法律等を調べながら海外への販路拡大を目指している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のドイツ伝統製法や無添加製品へのこだわりが書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
無添加や本物志向の消費者・アレルギー層の支持、百貨店や香港の輸入食材店での販売など強みは書かれているが、競争環境との比較は示されていない。
手作業で約2週間かかる工程や生産量不足という課題が示され、設備導入で対応したとあるが、高付加価値化の計画としての記述は薄い。
設備導入後に従来の倍以上の生産能力を発揮できる体制が整ったとあるが、目標値や賃上げの数値は示されていない。
創業以来の職人技や衛生基準の認証歴は書かれているが、補助事業の遂行体制や事務処理能力への言及は限定的である。
3Dソーセージの特許や贈答品・一般店頭向けの需要増、バイヤーからの要望など、ターゲットとニーズの裏付けが具体的に読み取れる。
今後の海外販路拡大について諸外国の食品安全法を調べながら目指すとあるが、遂行方法やスケジュールは具体的に示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
特許取得済みの3Dソーセージを開発し、金型で文字やバラの形を造形する点は、同分野で独自性と高付加価値を示している。
国産豚肉や畜産業振興という目的は示されているが、雇用創出や波及効果の定量的な説明は書かれていない。
生産能力が従来の倍以上になったとあるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。
自動充填を試みる金型やバキューム付きカッターの導入は示されるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
東京都地域特産品に認証された「TOKYO-Xハム」など地域性は書かれているが、雇用や地域経済成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
3Dソーセージは国外からの引き合いが多く、諸外国の食品安全に関する法律等を調べながら販路拡大を目指している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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効果:処理時間 60分→5分