ものづくり補助金平成28年度製造業神奈川県

無線式水位制御装置及び温度制御装置の開発

株式会社ショウエイ

成果2019年から、既存顧客の入れ替え需要で、無線式の水位計・温度計装置単体で約50式、遠隔システムとして販売した。

この事例のポイント

  • 浴槽外に設置する従来の水位計は配管の施工上の制約が大きく、設置場所が限られていた。
  • マシニングセンタを導入し、新製品の温度制御装置用の金型製造を行った。
  • 2019年から、既存顧客の入れ替え需要で、無線式の水位計・温度計装置単体で約50式、遠隔システムとして販売した。日本初の無線式水位計・温度計を製品化し、浴槽内に設置できる水位計を実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ショウエイ
所在地神奈川県
業種業務用機械器具製造業
技術分野精密加工,測定計測

事業の背景

当社は公衆浴場の水位や温度を測定・制御する装置を製造・販売している。温泉大国日本では温浴施設に水位計と温度計が欠かせない。水位は入浴による減少分を感知して自動補給する必要があるが、従来の水位計は浴槽外に設置するため施工上の制約があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術浴槽外に設置する従来の水位計は配管の施工上の制約が大きく、設置場所が限られていた。
  • 新製品・新技術後発の競合企業が改良製品を出しており、市場を奪われるおそれがあった。
  • 品質・精度浴槽内の水が淀むと水質が劣化して細菌が発生し、利用者が感染するおそれがあり、浴槽内に設置できる水位計が求められていた。

やったこと

マシニングセンタを導入し、新製品の温度制御装置用の金型製造を行った。新製品開発では何度もトライアルを行い、サンプル製作と試験を繰り返した。事業期間完了後も試作・修正を重ね、約1年かけて製品化にこぎつけた。開発では測定値を無線で飛ばし、電源は電池式を採用した無線式水位計・温度計を開発した。マシニングセンタ導入により加工時間を大幅に短縮した。

加工機マシニングセンタ

新しい製品・サービス:日本初の無線式水位制御装置と温度制御装置

事業の効果

  • 2019年から、既存顧客の入れ替え需要で、無線式の水位計・温度計装置単体で約50式、遠隔システムとして販売した。

日本初の無線式水位計・温度計を製品化し、浴槽内に設置できる水位計を実現した。2019年から既存顧客の入れ替え需要で単体装置とともに遠隔システムを販売し、約50式を納入した。マシニングセンタ導入で加工時間が大幅に短縮された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    公衆浴場向けの水位・温度測定装置を製造・販売していると書かれているが、過去の取組との連続性を示す記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    既存顧客の入れ替え需要が約50式と示され、後発競合の改良品が出ていることも書かれており、外部環境への言及はある。

  • 課題の認識と解決4

    従来の水位計が配管に限られる課題、レジオネラ菌の懸念、浴槽内に設置可能な水位計が求められていた点が具体的に書かれている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、わずかに販売台数の見込みがうかがえる程度である。

  • 事業を進める体制2

    マシニングセンタの導入と試作を重ねたことは書かれているが、人材や事務処理体制についての記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    無線式の水位計・温度計で浴槽内設置を可能にし、レジオネラ対策や施工課題の解決という選ばれる理由が具体的に示されている。

  • 事業化までの道筋3

    約1年かけて試作・修正を重ねたことは書かれているが、中長期の検証計画やスケジュールの詳細は薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    無線式の水位計・温度計を日本初として開発したと書かれており、新しさは読み取れるが普及度の数値は示されていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    温浴施設の衛生管理に関わる製品とのみ書かれており、波及効果や雇用創出についての記述はわずかにうかがえる程度である。

  • 費用対効果2

    投入額や付加価値増加、生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果を判断できる記述はわずかである。

  • イノベーションへの貢献3

    無線での測定値送信や遠隔の見える化システムが開発されたと書かれており、デジタル活用の要素は読み取れる。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    温泉大国日本の温浴施設に関わる製品とあるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は見当たらない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。