ものづくり補助金平成28年度卸売業、小売業神奈川県

業界初!着物のインターネット(IoT)とオムニチャネル化による付加価値及び効率の向上

株式会社紅輪

成果棚卸し時間 44時間→2時間

この事例のポイント

  • 店頭販売のほかに通販や写真館など複数の業態で顧客との接点を持っていたが、それぞれのシステムが独立しており、売れ筋商品を把握できなかった。
  • 販売システムや在庫管理システムなどを刷新し、顧客との接点を増やして通販やSNSなどリアルとネットを融合させ、着物販売のオムニチャネル化を実現した。
  • 棚卸し時間 44時間→2時間。新システムの導入により、棚卸しにかかる時間が大幅に短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社紅輪
所在地神奈川県
業種織物・衣服・身の回り品小売業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑店頭販売のほかに通販や写真館など複数の業態で顧客との接点を持っていたが、それぞれのシステムが独立しており、売れ筋商品を把握できなかった。
  • 人手・技能顧客情報が紙ベースで電子化されておらず、在庫管理も煩雑だったため、販売機会損失の問題を抱えていた。

やったこと

販売システムや在庫管理システムなどを刷新し、顧客との接点を増やして通販やSNSなどリアルとネットを融合させ、着物販売のオムニチャネル化を実現した。これにより既存顧客の囲い込みや、着物から小物までの通販が可能となる基盤を整えた。さらに、業界初の取り組みとして、生成されたデータベースを強化して収益増強につなげ、サービス提供プロセスの改善を図った。

ソフト販売システム
ソフト在庫管理システム

事業の効果

  • 棚卸し時間 44時間→2時間

新システムの導入により、棚卸しにかかる時間が大幅に短縮された。顧客情報や在庫情報の一元管理が進み、売れ筋商品の把握や販売機会損失の抑制につながる基盤ができた。オムニチャネル化により既存顧客の囲い込みと収益増強が期待できる状態になった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    店頭販売に加え通販や写真館など幅広い業態で顧客接点を築いてきた過去の取組が記載されている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    独立したシステムで売れ筋を把握できないといった自社の弱みが挙げられ、課題認識は示されている。

  • 課題の認識と解決3

    販売機会損失や紙ベースの顧客管理など現状課題が挙げられ、その解決に新システムを導入したと書かれている。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    棚卸し時間が2時間になったという数字はあるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    事例紹介には人材や事務処理の体制に関する記述はなく、読み取ることができません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    着物から小物まで、既存顧客の囲い込みを狙うと書かれているが、ターゲットの詳細は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    システム導入に取り組んだとのみ書かれ、スケジュールや遂行方法の記載は乏しい。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    呉服業界で初の取り組みとされるが、着物分野の普及度や高付加価値化の水準は示されていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    業界初の取り組みとして業界への影響に触れるが、国が補助する経済波及や雇用創出の記述は薄い。

  • 費用対効果2

    棚卸し時間が2時間になった効果は示されるが、補助金投入額や費用対効果の数字は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献4

    オムニチャネル化により通販やSNSとリアルを融合したと具体的に書かれており、デジタル活用が読み取れる。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    着物販売のオムニチャネル化は示されるが、市場成長分野への進出や構造転換への言及は乏しい。

  • 地域経済への波及1

    地域の特性や雇用・地域経済への言及はなく、公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。