高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
吉田酒造有限会社
成果当面は800石(144,000リットル)まで製造量を引き上げる目標が立った。
| 事業者名 | 吉田酒造有限会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 永平寺町 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 800万円 |
| 設立 | 1806年 |
文化3年(1806年)創業の吉田酒造は、蔵の周囲の水田で作った酒米と同じ水源の水で酒を醸す蔵である。麹は全量手づくりで、米洗いも限定給水で行っている。都市部の消費者や海外の消費者の嗜好に応える高品質な純米吟醸酒の醸造が求められていた。
抱えていた課題
やったこと
麹づくりでは、蒸米づくりに用いる蒸気の温度を管理する蒸気乾燥機と、麹製造工程の湿度と温度を自動で記録・保存・監視できる製麹温度制御システムを導入した。醸造した酒の加熱(火入れ)では、清酒加熱冷却装置により65度30秒の火入れ後に急速に冷却し、香りや味わいの低下を防いだ。タンク内の温度を適正管理できるサーマルタンクを導入し、仕込み時は低温発酵で吟醸香を高め、製造期間も延長した。貯蔵では酵素が活動しない氷温管理が可能となった。
新しい製品・サービス:無ろ過生原酒、純米大吟醸酒
四季を通じて醸造・貯蔵ができるサーマルタンクの導入で設備面の生産量が増強された。麹づくりや温度管理の自動化により仕込み時期の労働負担が軽減され、その余力を酒質向上に充てられるようになった。火入れ後の急速冷却と氷温管理により香りや味わいの低下を防ぎ、夏季の生原酒の発売が可能になった。純米吟醸酒や無ろ過生原酒は高い評価を得て、酒販店からの引き合いも好調で、販路拡大が見込まれている。
新事業進出・ものづくり補助金
創業文化3年の蔵が水田の酒米と同じ水源の水で醸す郷酒を続けており、製品づくりの一貫性は読み取れる。
都市部の消費者や海外コンクールでの好成績、酒販店からの引き合いを挙げ、市場ニーズと自社の手づくり麹・水源という強みを結びつけている。
麹の手作業負担や温度管理の課題を認識し、装置導入で解決して品質と生産性を高める計画になっている。
当面800石(144,000リットル)まで製造量を引き上げる目標が示されており、設備導入による増産の見通しがある。
従業員10名の蔵で、杜氏の経験に依存していた工程をデータ管理に移す体制の変化が記述されている。
女性や海外の消費者が求める高品質な純米吟醸酒・生貯蔵原酒という顧客ターゲットと、首都圏酒販店からの引き合いによるニーズ裏付けが明確。
装置導入の工程と効果が記述されているが、中長期の検証や進め方のスケジュールまでは詳しく書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高水準の純米吟醸酒や生貯蔵原酒、夏季の生原酒発売など、同分野で高付加価値化を図る商品づくりが具体的に示されている。
地域の水田や水源を活かす酒造りと、若い世代を育てる取組が書かれ、地域資源を生かす意義は読み取れる。
設備導入による品質向上や製造量増加に触れているが、補助金額に対する付加価値額や費用対効果の数値は示されていない。
サーマルタンクや製麹温度制御システムのデータ蓄積で酒質向上に取り組み、データ活用という面で業界内のイノベーションにつながる。
公開情報では判断できません。
永平寺町の水田と水源を活かした地域特性のある酒造りで、製造量拡大と地域ブランドの価値向上を目指している。
製造量を当面800石まで引き上げ、販路拡大を目指す。
「うま味があって、クリアできれい」
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル