新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
有限会社宝永金型製作所
| 事業者名 | 有限会社宝永金型製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県 都留市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1982年 |
昭和55年に創業した同社は、車載ヘッドライト、ヒートシンク、エンジン、コンピュータ基盤、ボックスカバー、ロボット工作機のカバーなどのアルミ製品や亜鉛製品を鋳造するためのダイカスト金型の設計、製作を手掛けている。取引の7~8割は自動車部品である。近年は自動車の燃費向上や軽量化を目指してアルミが多く使われるようになり、鋳造技術の高度化が求められている。また最終製品のモデルチェンジ期間が短くなり、金型製造にも短納期化が求められている。
抱えていた課題
やったこと
ワイヤ放電加工機を導入し、複雑な形状の金型製造にも対応できる技術の確立に取り組んだ。まず基本的なプログラミングと操作方法を習得した。その後、さまざまな加工条件でテスト加工を行い、最適な加工条件を導き出した。さらに実際の図面に基づいて入子と埋子の加工を行い、寸法値の検証と工程時間削減の確認を行った。若手社員が中心となって取り組み、ワイヤ放電加工機を使用した加工工程では、入子について必要な工程を5工程に減らすことができた。
| 加工機 | ワイヤ放電加工機 |
|---|
入子と埋子のどちらも工程を削減でき、加工時間を大幅に減らすことに成功した。これにより複雑な形状の金型にも対応できる技術を確立した。加工時間が減ることで納期を短縮でき、コストも抑えられるため、価格面での優位性が生まれた。性能面でも優位性のある製品をつくれるようになり、企業としての競争力が向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のダイカスト金型設計・製作を基盤に、ワイヤ放電加工機導入で複雑形状対応を広げる流れが読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
自動車部品が受注の7~8割を占め、小規模ゆえの小回りを強みとしている点が書かれ、競争優位の源泉がうかがえる。
入子・埋子の加工が7工程、入子32時間、埋子36時間かかっていた課題に対し、加工時間の大幅削減を実現したと具体的に書かれている。
工程削減による加工時間の大幅削減は書かれるが、付加価値額や賃上げの目標数値は示されていない。
若手社員が中心となって導入に取り組んだことや、基本操作を習得した経緯が書かれ、体制の一端がうかがえる。
複雑な形状の金型への短納期ニーズに応える点、自動車部品の高精度要求など顧客ニーズと選ばれる理由が具体的に書かれている。
テスト加工で最適条件を導き、実図面で寸法検証と工程時間削減の確認を行ったと手順は書かれるが、中長期の計画は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
ダイカスト金型の高度化や複雑形状対応は書かれるが、同分野での高付加価値化・高価格化の水準は明示されていない。
短納期化の要望や自動車燃費向上などの社会的背景にわずかに触れるが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
加工時間削減によるコスト抑制と価格的優位性が語られるが、補助金額に対する効果を示す数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
山梨県都留市の企業であることは書かれるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後はワイヤ放電加工機を使いこなしながら、新たな仕事にも積極的に取り組んでいく方針である。
当社のような零細企業では、新しい設備の導入になかなか踏み出すことができなかったんです
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
3軸による複雑形状の加工が可能な立形マシニングセンタを導入し、チタンの切削加工を内製化した。
効果:受注から納品までの期間(チタンフレーム) 6カ月→2カ月
畳殺菌乾燥機を導入し、これまで他店の乾燥機に外注していた畳の殺菌乾燥を自店で行えるようにした。