鋳物製造における仕上げ加工の機械化による品質向上・コスト低減により精密・複雑形状製品市場への参入を目指す
小型工具を搭載した自動グラインダー機を導入し、自動車エンジン部品などの鋳造で生じるバリの取り除き作業を機械化した。
効果:バリの高さ(CP値) 1.38CP→1.83CP
ユニクラフトナグラ株式会社
| 事業者名 | ユニクラフトナグラ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 湖西市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 6,750万円 |
| 設立 | 1951年 |
当社は昭和32年に創業し、自動車部品や家電部品の精密加工を手掛けるほか、精密加工に必要な計測機やロボットシステムの開発・製作も行っている。品質と独創性を支える『一貫生産』『新工法開発』『FAライン』を強みとしている。世界の完成車メーカーでは海外現地調達化の流れが止まらず、日本の製造業は付加価値を高めることが生き残りのポイントとなっている。ドイツが先行する「インダストリー4.0」に日本の中小企業も追従することが急務となっている。
抱えていた課題
やったこと
主要取引先に供給するスターターシャフトの生産ラインにおいて、ライン全体の設備・ロボット・計測機・搬送装置をすべてネットワーク環境に接続し、集中管理できるIoT生産ラインを構築した。保守面では社内ネットワーク上から設備へアクセスし、プログラム選択や設備異常・刃具交換情報などをモニターできるようにした。従来は機械1台ごとに行っていた払い出しを、ボタン1つでライン内の全製品を払い出せるように制御した。これまで人の目視に依存していた外観検査は、ロボットと画像処理で行い省人化を図った。
| 検査測定 | 外観検査装置「悠遊ゲート」 |
|---|---|
| ソフト | ライン監視システム |
ライン全体の設備・ロボット・計測機のネットワーク化により、自社でのIoTを活用した生産ラインの構築を実現した。段取り性の向上(時間短縮)、生産能力の向上(製造量増加)、生産性(保守性)の向上が図られた。外観検査の省人化も実現し、自社のIoT技術のレベルアップにつながった。さらに、このIoT化した生産ラインの構築はロボットシステム事業の拡販にもつながることが期待されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「自社完結型生産性ノウハウ」や「FAライン」など強みを掲げ、IoT生産ライン構築を事業の延長として位置付けているが、経営戦略上の位置付けは文章で明示されていない。
海外とのコスト競争や多品種少量生産への対応という外部環境と、3つのコア技術という強みに触れている。ただし競争優位性の具体的な裏付けは薄い。
段取り性・生産能力・保守性の向上を課題解決の方向として挙げ、ライン全体のネットワーク化により生産効率とコスト削減を目指すと書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
社内ネットワークや自社でのIoT化の実現に触れるが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述はわずかである。
顧客の多品種少量生産ニーズに触れるが、製品価値や顧客ターゲットの整理、選ばれる理由の具体的記述は乏しい。
ライン監視・集中管理・外観検査のロボット化という導入内容は示されるが、スケジュールや課題解決の方法の詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
自動車部品の精密加工で高付加価値化を図る方針は触れられるが、分野の普及度や高価格化の水準を示す数字はない。
日本の中小企業がインダストリー4.0に追従する急務性に触れるが、波及効果や雇用創出への言及は見られない。
公開されている事例からは読み取れません。
ライン全体をネットワーク接続しIoT化する先端的な取組で、ロボットシステム事業の拡販やIoT化技術の販売への展開も期待されると書かれている。
ものづくりの技術革新と製造業の付加価値向上に触れるが、日本経済の構造転換への具体的な寄与は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
『世界で愛される名品創り』を目指し、自社完結・一貫生産をキーワードとしたものづくり会社としての更なる成長が期待される。
小型工具を搭載した自動グラインダー機を導入し、自動車エンジン部品などの鋳造で生じるバリの取り除き作業を機械化した。
効果:バリの高さ(CP値) 1.38CP→1.83CP
賞味期限印字のリスクを回避するため、カメラで印字を撮影して印字を解析・照合し、高い確率で認識するシステムを導入した。
効果:1日当たりの生産数 52パレット/日→102パレット/日
熟練技術者が持つ匠の技を、定量的に表現して形式知化することに挑戦した。