自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社松岡カッター製作所
| 事業者名 | 株式会社松岡カッター製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 静岡市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1935年 |
同社は昭和10年創業の切削工具専門メーカーで、静岡の地場産業である木製品用刃物の製造から技術を磨いてきた。現在は金属や新素材向けの機械加工用刃物を手掛け、切削工具は4,000を超える製品ラインナップを持つ。売上高のうち自動車部品などの金属加工用工具は4割弱を占める。自動車業界では燃費基準やCO²排出規制の強化により車体の軽量化が求められ、部品のアルミ化が本格的に進展している。
抱えていた課題
やったこと
精密ワイヤ放電加工機を導入し、超硬合金の心材に溝を彫り込んだ。その溝の上に多結晶ダイヤモンドチップをろう付けする方法で、ダイヤモンドエンドミルを製造する工程を確立した。既製のエンドミルにコーティングをかけたものに比べて長寿命で付加価値の高い製品に仕上げた。アルミ部品を加工するための長寿命な工具の開発に特化して取り組んだ。
| 加工機 | 精密ワイヤ放電加工機 |
|---|
新しい製品・サービス:多結晶ダイヤモンドエンドミル(アルミ部品加工用のダイヤモンド切削工具)
ダイヤモンド素材の切断加工が向上し、既製品にコーティングをかけたものに比べて長寿命で付加価値の高いダイヤモンドエンドミルを製造できるようになった。短納期化が図られ、ユーザー企業への供給を品質を上げながら円滑に行えるようになった。仕上加工の高精度化も実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の木製品用刃物から切削工具への技術蓄積と、平成24年以来一貫したダイヤモンド工具開発の継続が書かれており、一貫性は読み取れる。
自動車部品の4割弱を占める金属加工用工具の実績、4,000超の製品ラインナップ、アルミ軽量化需要の拡大を踏まえた強みの記述がある。
既存品の刃先の鋭利さ・剥離・設計自由度の3課題を明示し、ワイヤ放電加工機とダイヤチップろう付けで長寿命化と短納期化を図る内容が書かれている。
付加価値額の増加や賃上げの目標値は示されておらず、長寿命化や短納期化は述べられているが数値目標は読み取れない。
代表者が牽引する全社的取組とあるが、体制や人材の具体的な記述は薄い。
顧客ニーズの高い長寿命なアルミ加工用工具という対象と、既存品の課題に対する優位性が整理されている。
開発の方向性は書かれているが、遂行方法やスケジュール、課題解決の段取りの記述はほぼない。
公開されている事例からは読み取れません。
多結晶ダイヤモンドエンドミルはアルミ加工の究極の切削工具とされ、既存品より高付加価値化を図る内容が書かれている。
自動車の軽量化やアルミ部品の拡大という社会的背景は書かれているが、雇用創出や波及効果の定量的記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
最新の精密ワイヤ放電加工機の導入は書かれているが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の記述は乏しい。
自動車の軽量化やロボット産業向けアルミ需要、航空機分野への展開が書かれ、成長分野への進出が読み取れる。
静岡の地場産業である木製品刃物製造から発展した経緯はあるが、地域の雇用や成長への牽引は明記されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
既存取引のある自動車分野に加え、航空機分野など成長分野にも取引を拡大したいと考えている。同規模・同業他社にとって将来的な規範となることを目指し、全社的な取り組みとして更なる発展を目指す。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件