自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
森松産業株式会社
成果従来のレシプロ方式と比べ、加工時間は65%減少した
| 事業者名 | 森松産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 名古屋市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 3,600万円 |
| 設立 | 1971年 |
森松産業は文具、雑貨、オフィス用品、キッチン・リビング用品などプラスチックシート製品を幅広く手がける。主力は文具や店頭用POP製品で、デスクマットもロングセラー商品である。規格品はなく、通販関連は商品の入れ替えが頻繁なため、大量の製品在庫を抱えない受注生産の業態である。多品種少量品の比率が年々拡大しており、製造方法を見直して多品種でも利益を確保する仕組みづくりに取り組んでいた。
抱えていた課題
やったこと
平成28年度補正「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」を活用し、最新の高精度NCカッティングマシンを平成29年に要工場へ導入した。導入したカッターのテーブルサイズは1800ミリ×3200ミリメートルで、大物加工に適している。従来のレシプロ方式による切断やプレス加工と比べ、加工時間は65%減少した。導入機のずれ精度は0.5ミリメートルとなり、大幅な高精度化を実現した。ツールのヘッドは3箇所あり、切断と穴開けを同時に行える。
| 加工機 | 高精度NCカッティングマシン(導入したカッティングマシン) |
|---|
新設備の導入により、大物や複雑形状の多品種少量案件に対応できるようになり、加工時間が大幅に短縮され、加工精度も大幅に向上した。納期も半減したとされる。NC装置のため顧客から送られた図面でダイレクトに加工でき、社員のモチベーションも上がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業当時の素材販売から塩ビ製文具への参入、プラスチックシート製品の幅広い展開という経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
通販関連で商品入れ替えが頻繁、規格品なしで顧客との摺り合わせが重要という市場の特徴と、多品種少量対応の方針は読み取れるが、競争優位の根拠は具体性が薄い。
大型プレス機の老朽化と多品種少量品の比率拡大という課題を示し、カッティングマシン導入で納期を7営業日から半減させる具体的な対応が書かれている。
加工時間が従来のレシプロ方式と比べ65%減少、ずれ精度が1-3ミリから0.5ミリへ、納期が7営業日から半減と数値で目標と効果が示されている。付加価値額や賃上げ目標は書かれていない。
社員のモチベーション向上にふれる程度で、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述はうかがえる程度にとどまる。
文具や店頭用POP、デスクマットなど製品と用途が具体的で、多品種少量案件を拡大したいという方針と、一枚から形状を切れる強みが示されている。
平成29年に導入済みで、今後は多品種少量案件を拡大するという方向性は読み取れるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
EVA樹脂製の甲冑を事業化し、1200箇所の穴開けを同時に行う加工など、一般的でない高付加価値化の取り組みが示されているが、市場における位置づけは数値で示されていない。
地域の事業者との共同取り組みや甲冑ミュージアムの開放などがうかがえるが、国が補助する積極的な理由は示されていない。
導入で加工時間65%減と納期半減という効果が示されるが、補助金投入額に対する費用対効果は書かれていない。
NC装置で顧客から送られた図面を直接加工できる点はデジタル活用としてうかがえるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
名古屋・中部エリアの甲冑文化や地域イベントにふれているが、雇用創出や地域経済成長の牽引としての記述は具体性が薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
多品種少量案件を拡大し、今以上に信頼ある企業をめざす。
一枚からどんな形でもカットできるので多品種少量案件を拡大したい
公式の事例集より(原文のまま)
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
三菱電機製の高精度金型ワイヤー放電加工機「MV1200R」を導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分