生産設備連結による生産性の向上と小ロット対応による、新規マーケットの獲得と販売拡大計画
本補助事業で、印刷機と糊付け機を連結する「オートマチック・スタッカ連結コンベア」を導入した。
効果:生産性も2割の向上がみられた。
有限会社もんいまぁじゅ
成果シュー生地の作業時間(1バッチ=320個) 30分→4.83分
| 事業者名 | 有限会社もんいまぁじゅ |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 熊野市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2003年 |
有限会社もんいまぁじゅは熊野市で洋菓子・焼き菓子を製造し、地域No.1店と自負している。東紀州は人口減少地域で、熊野市は急激な過疎化により商圏が大きく縮小している。一方で、橿原市主催の市みやげ物発掘プロジェクトで受賞した商品や伊勢志摩サミットで提供した日本酒メーカー依頼の酒かす商品など、OEM提供の取引も広がっている。
抱えていた課題
やったこと
生地づくり工程(加温・撹拌)を自動化するためホットミックス(攪拌機)を導入し、完全自動で生地を製造できるようになったことで製造時間を大幅に短縮した。シュー生地(1バッチ=320個)は手作業30分が導入後に4分50秒、フィナンシェ生地(1バッチ=280個)は25分が7分00秒となった。充填工程ではデポジッター(充填機)を導入し、重量の均一性を実現するとともに作業時間を短縮した。デポジッターにより水まんじゅう(1バッチ=110個)は30分が13分53秒、シュー生地は20分が5分24秒となった。両機械とも入力数値を標準化・マニュアル化し、関与するスタッフが新人に教えられる程度の習熟度を達成した。
| 加工機 | ホットミックス(攪拌機) |
|---|---|
| 加工機 | デポジッター(充填機) |
新しい製品・サービス:ホットミックスとデポジッターを活用し、菓子業界にとらわれないデザインや厳選素材を使った、歴史性・文化性の高い食品を応用した焼き菓子などの新商品を量産化する。また、酒造メーカーなどとコラボした洋菓子や、日本全国の名産品を活用した製菓商品を開発する。
ホットミックスにより生地づくりが完全自動化され、製造時間が大幅に短縮された。デポジッターにより充填工程の重量の均一性が実現し、作業時間も短縮された。両機械とも入力数値の標準化により品質のバラツキがなくなり、ミキサー作業・終点作業の生産性が大きく向上した。これにより製造原価が削減され、受注余力を生み出して新規の引合いや見込みの受注量に対応できる体制を整えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
地域資源を活かした洋菓子の開発と地産外商を掲げ、橿原市プロジェクトや伊勢志摩サミット商品の実績から一貫性が読み取れる。
東紀州の人口減少と商圏縮小に触れ、強みとして商品開発力やデザイン力を挙げているが、競争優位の定量的な裏付けは薄い。
手作業工程の課題を挙げ、シュー生地で作業時間30分が5分24秒に短縮されるなど、課題解決と受注余力確保の計画が具体的。
生産性向上やOEM進出による売上増加を見込むとあるが、付加価値額や賃上げの目標数値は示されていない。
スタッフが新人に教えられる程度の習熟度に達したと記載があるが、補助事業の遂行体制の詳細は書かれていない。
地域資源の活用や厳選素材、ストーリー性が特徴として書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。
作業効率化の方向性は書かれているが、遂行スケジュールや中長期の課題検証の具体的な記載は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
酒造メーカーなど異業種連携による洋菓子や地方名産品を使った製菓商品という独自性はうかがえるが、高付加価値化の水準は数値で示されていない。
過疎地域の商圏縮小に対し、地域資源と県内外事業者連携による地産外商で地域の需要創出に言及している。
製造原価の削減や作業時間の大幅短縮は書かれているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
ホットミックスやデポジッターの導入で機械化を進めるが、先端的なデジタル技術の活用やビジネスモデルの革新は限定的にしか読み取れない。
日本全国の名産品を活用した製菓商品の開発という地産外商戦略に触れているが、構造転換への言及は乏しい。
熊野市の地域資源を活かし、地元製造の土産品を全国に展開して地域経済を牽引する構想が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ホットミックスとデポジッターの導入による生産性向上とOEM(卸部門)への進出により、開発商品の売上増加を見込んでいる。今後は顧客情報を活用して効率よく商品開発し、ストアロイヤリティの向上とOEM企業としてのブランディングに努める。地産外商戦略により、熊野市製造元の各地方土産が全国の土産物店に並ぶことを期待している。
本補助事業で、印刷機と糊付け機を連結する「オートマチック・スタッカ連結コンベア」を導入した。
効果:生産性も2割の向上がみられた。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル