研削加工の生産性向上による5φ以下の極細パンチ市場への本格参入
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
丸北研磨株式会社
成果段取り時間 44分→21分
| 事業者名 | 丸北研磨株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 桑名市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
当社は15年ほど前からダイヤ研磨の研究を行い、国内では再研磨業者として上位の取り扱い実績と検査機などの体制を持っていた。全国でヘリカルダイヤ刃物を再研磨できる事業所はほぼなく、刃物メーカーが独占している。木工業界ではダイヤ刃物からヘリカルダイヤ刃物への切り替えが進み、再研磨ニーズが高まっていた。
抱えていた課題
やったこと
ダイヤモンド工具放電加工機(フォルマー社 GM-eco型)を導入した。機械装置の納入後、交代でテストピースの検査と取り外し研修を2週間にわたり実施した。海外製のため日本製のような詳しいマニュアルがなく、当社職員とメーカーが協力して独自の社内操作マニュアルを作成した。この作業で職員が機械操作を理解し、試運転や性能評価を円滑に行えるようになり、2D-CADの操作も二人で行えるため社内研修が進んだ。
| 加工機 | ダイヤモンド工具放電加工機(フォルマー社 GM-eco型) |
|---|
新しい製品・サービス:ヘリカルダイヤ刃物の再研磨加工
新設備の導入により、ヘリカルダイヤ刃物を新刃に近い性能で再研磨できるようになった。研磨作業が平準化され、品質の均一化とコスト削減が実現した。メーカー依存だった外注費を削減でき、個々のユーザーの仕様にも対応できるため受注での競争力が高まった。段取り時間は44分から21分になり、加工スピードや精度も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来のダイヤ刃物からヘリカルダイヤへの切り替えが進むユーザー需要を受け、再研磨事業へ参入すると明記されており、既存のダイヤ研磨研究の延長として位置づけられている。
刃物メーカーが独占する市場に参入し、シェアを獲得すると明記。15年のダイヤ研磨研究、国内上位の取扱実績を強みとして挙げている。
課題(高額設備・再研磨体制)を明示し、放電加工機導入と社内人材育成で解決する手法を示している。段取り時間は44分から21分へ短縮と数値で示されている。
外周精度を0.02mmから0.01mm以内へ、加工スピードを0.2mm/minから5.7mm/minへ、段取り時間を44分から21分へ数値目標と実績を示している。
検査従事者を2名から7名へ、研磨従事者を2名から7名へ増やす目標と、研修会を2週間実施した具体的な体制が書かれている。
新刃と同等の切れ味と耐久性を訴求し、ユーザー企業の切り替え需要や小回りの利く受注対応を選ばれる理由として挙げている。
機械操作の研修、独自の社内操作マニュアル作成、メーカーとの協力など遂行方法が書かれ、今後は航空機・自動車向けへの展開も示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
ヘリカルダイヤ刃物の再研磨は刃物メーカーが独占し、国内で加工できる事業所がほぼないと書かれており、新市場への参入として高付加価値化が示されている。
木工業界全体のコストダウンへの貢献や航空機・自動車向けへの新規開拓の可能性は書かれているが、雇用創出などの波及効果は具体的に示されていない。
外注費削減やコスト低減、生産効率向上が書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加額などの数値は示されていない。
ダイヤ刃物のCFRPなど新規素材への応用可能性にふれているが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
航空機・自動車業界への参入可能性にふれているが、日本経済の構造転換に資する点は明示されていない。
三重県桑名市の地域企業であることは書かれているが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済成長の記述は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
木工用刃物が中心だが、航空機・自動車業界向けのダイヤ刃物への参入可能性が開けた。非鉄金属やCFRPなど新素材への応用も将来的に見据えている。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分