自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社中川製作所
成果XYZ軸の機械的位置精度 2μ→0.1μ
| 事業者名 | 株式会社中川製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 津市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 2,600万円 |
| 設立 | 1938年 |
同社は1938年に創業し、紡績針(コーム)を国内外の紡績機械メーカーや紡績会社に出荷してきた。紡績業界の縮小を受けて平成18年に金属加工業界へ新規参入し、現在は直径0.02mmの小径穴を位置精度±0.005mm以内で加工する技術で、医療、分析機器、液晶、半導体製造装置向け部品などの取引先から穴あけのスペシャリストとして認知されている。顧客からは電子部品や医療機器などの小型化・高度化に伴い、斜めや交差する穴あけの要望が寄せられていた。
抱えていた課題
やったこと
5軸仕様の超高精度高速微細加工機を導入した。導入機は既存の微細加工機の進化版で重量は同クラスの2倍あり、精度と剛性が高い。社内LANで3DCAMと接続して複雑な加工データを入力できるようにし、加工機メーカーのモニタリングシステムでデータをクラウドに上げ、メーカーのモニタリングセンターで機械の監視や保守、分析を行う体制とした。試作評価では、XYZ軸の機械的位置精度を現状±2.0μ以内から±0.1μ、XY軸の熱変位量を±2.0μ以内から±0.4μに改善し、目標を達成した。斜め穴加工ではアルミ材の直方体側面45°傾斜への穴あけで直径0.12mmから0.08mmを達成し、交差穴加工ではチタン材で直径1.5mmから0.8mmを達成した。
| 加工機 | 5軸仕様超高精度高速微細加工機 |
|---|---|
| ソフト | モニタリングシステム |
傾斜治具を製作せずに立体的穴あけ加工に取り掛かれるようになり、加工部位を変えるたびのチャッキングが不要になったことで、リードタイムが大幅に短縮された。製造コストは治具製作費が5%、バリとり費用が10%、合計15%削減された。精度面ではチャッキングによる精度ロスや掴み傷のリスクがなくなり、納入後の不具合発生の確率も極めて低く、顧客から高い評価を得ている。
超高精度な斜め穴・交差穴の加工が可能となり、高品質を維持したままリードタイムを短縮できる高付加価値の事業が展開できる。事業が順調に進めば数年以内にさらなる設備投資が可能になると見込まれ、海外市場への技術の売り込みも目指している。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
ハイブリッド式測定機「O-INSPECT442」を導入した。
効果:医療機器用金属部材の測定時間 24分→18分
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。