回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社大橋鉄工
成果耐摩耗性 1倍→1.5倍
| 事業者名 | 株式会社大橋鉄工 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 長浜市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 33人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
| 設立 | 1954年 |
当社は摩擦圧接を応用した接合技術と高精度金属加工技術により、エンジン・事務機器・金型・医療機器・自動車などの部品を製造している。プーリーやカップリングは動力の高伝達特性、低雑音性、耐摩耗性で定評があり、大手エンジンメーカーや空調メーカーに納入している。海外観光客の増加や東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う宿泊施設などの建設により、大型エアコン用室外機向けにプーリー径400mm化の要望があった。
抱えていた課題
やったこと
最新鋭の立形CNC旋盤を新たに導入し、安定加工、大面積加工、重量物薄物加工、異形物加工を可能にした。異種金属の加工と、加工時の歪み・熱膨張による変形を考慮した加工条件を、これまでのノウハウを活用して設定した。耐摩耗性を高めるため、400mmプーリーの本体には一般鋼材を用い、駆動部のみステンレス鋼を用いる異種金属構造とし、接合部の仕上げを最新のCNC旋盤で高速加工した。試作評価では、内径公差と平行度が目標範囲内に収まり、工程能力指数Cpは1.33以上を示した。
| 加工機 | 立形CNC旋盤 |
|---|
新しい製品・サービス:径400mmの大型空調機用プーリー(異種金属構造)
最新のCNC旋盤の導入により、同一製品では保有設備の2倍のスループットが実現し、顧客の短納期要望に応えられるようになった。400mmプーリーは目標範囲内の精度と工程能力を安定して示し、生産品質を保つことができるとわかった。異種金属適用により耐摩耗性も現行品の1.5倍に向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鋳物プーリーの加工やエアコン向け部品の製造実績は読めるが、経営戦略上の位置付けは記載がなく、過去の取組との一貫性は薄い。
異種金属接合技術と高精度加工の強みに触れ、空調機の大型化という市場動向を挙げて競争優位性との関係を示している。
現行プーリー径200㎜から400㎜への大型化で精度を保つ課題を明示し、最新立形CNC旋盤導入で解決すると記載している。
工程能力指数Cp1.33以上、耐摩耗性1.5倍、スループット2倍など数値目標と試作結果が示され、実現可能性が読み取れる。
加工ノウハウを活用したとあるが、人材配置や事務処理体制、遂行体制の具体的記述は見当たらない。
空調メーカーや大手エンジンメーカーに使われ、低雑音・耐摩耗性で定評がある点と、短納期要望への対応が示されている。
自動車含む汎用エンジンへの展開を検討すると今後の方針があるが、スケジュールや遂行方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
異種金属接合による耐摩耗性を現行品の1.5倍にし、同分野で高水準の高付加価値化を図っている点が読み取れる。
宿泊施設建設や海外観光客増加に伴う大型空調機需要に触れるが、雇用や波及効果の定量的記述は薄い。
耐摩耗性向上で消費電力ロス削減が見込まれ、2倍のスループットで生産性向上も示されている。投資額との比較は読めない。
異種金属接合技術は独自性があるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献の記載はわずかにうかがえる程度。
空調機分野から自動車含む汎用エンジンへの展開を図るとあり、成長分野への進出がうかがえるが構造転換への言及はない。
滋賀県長浜市の企業だが、地域の特性を活かした雇用創出や地域成長への記述は見当たらない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
大型プーリーの生産が可能になったことを生かし、空調機分野にとどまらず、異種金属接合技術とあわせて自動車を含む汎用エンジンへの展開を図る。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%