回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社花山うどん
成果歩留率 80%→96.8%
| 事業者名 | 株式会社花山うどん |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 館林市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1894年 |
当社は1894年創業のうどん製麺メーカーで、創業以来120年にわたり地域で信頼を得てきた。近年はU-1グランプリ、うどん天下一決定戦に「ひも川うどん」を出品し三連覇を達成した。看板商品の「ひも川うどん」(商品名:鬼ひも川)は国産小麦100%などの付加価値を持つ。
抱えていた課題
やったこと
国内初の独自設備である新開発の回転式裁断機を導入し、回転する裁断刃との摩擦を利用して欠けのない裁断面を実現した。供給機付高速度粉砕機で屑麺を粉砕し再生粉をつくり、再生粉配合麺の小ロット製造設備と樹脂製麺竿を導入した。4種類の再生粉配合麺を試作して試食評価を行い、混合率30%でも十分な品質であることを確認した。回転式裁断機で1バッヂ=1,000キロの裁断作業を行い、実用性と連続運転時のトラブル、作業導線によるトラブルの有無を検証した。
| 加工機 | 回転式裁断機設備一式 |
|---|---|
| 加工機 | 供給機付高速度粉砕機 |
| 加工機 | 小ロット製造設備一式 |
| その他 | 樹脂製麺竿一式 |
| 検査測定 | 金属探知機 |
新しい製品・サービス:国内初独自設備による乾麺裁断手法(新開発・回転式裁断機)と、再生粉配合麺の小ロット製造。
回転式裁断機により欠け麺の発生はほぼ起こらなくなり、歩留率が大幅に向上した。品質向上とコスト削減を両立し、年間廃棄量と作業時間を削減した。既存設備と新設備の並行製造が可能になり生産効率が向上した。品質と安定供給の課題が解決し、保留だった新規取引や販売エリア拡充の見通しが立った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来120年の地域信頼と、うどん天下一決定戦三連覇など過去の取組は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
U-1グランプリ・天下一決定戦での受賞や国産小麦100%など自社の強みが具体的で、顧客ニーズ変化への対応も示されている。
品質向上・利益確保率維持・安定供給の課題を挙げ、歩留率80%から96.8%、年間廃棄8,640キロ減少と数値で効果を示している。
2020年9月期に売上3億8,205万円、2年目2億7,456万円と数値目標があり、歩留率や時間短縮も数値で示されている。
社内横断の新設備導入計画チームを結成したとあるが、人材や事務処理能力についての記述は限定的である。
ひも川うどんの特徴や新規取引の見込み、富裕層・小ロット高品質などターゲットが具体的に示されている。
1バッヂ=1,000キロの試験運転による検証や設備ごとの導入計画があり、遂行方法は具体的である。
公開されている事例からは読み取れません。
乾麺の裁断手法は国内初の独自設備とされ、高付加価値化を図る点はうかがえるが、市場全体の普及度は書かれていない。
地域の信頼や販路拡大による経済効果がわずかにうかがえるが、国が補助する積極的理由までは書かれていない。
年間1,382,400円の廃棄コスト削減と年間7,257,600円の時間換算効果が数字で示され、費用対効果が読み取れる。
新開発の回転式裁断機など新技術の導入はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
群馬の郷土麺を活かした事業で地域振興イベントへの参加も示されるが、雇用創出や地域経済成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
2016年から事業化し、2年目の17年9月期は鬼ひも川を含めた合計売上高2億7,456万円、5年目の20年9月期には3億8,205万円を予測している。物産展や地域振興イベントへの参加、中国・台湾への進出、訪日外国人への販売、直販、通販、ネット販売に重点を置く。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。