高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
有限会社シーケーテクノ
成果最大加工径 250mm→300mm
| 事業者名 | 有限会社シーケーテクノ |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 橋本市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 8人 |
| 設立 | 2002年 |
創業以来、冷間鍛造と圧造工具の製作を行い、主に自動車産業向けにフィンガーやチャックスピンドル等を製造している。これらの部品を用いて自動車のパーツを締結する工業用ファスナーの生産も行っている。自動車産業を中心とした取引先からの要望や他社との競合が強まり、さらなる生産性向上のための加工工程の改善が喫緊の課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
素材加工、焼き入れ、オール研磨、ワイヤ加工、検査の工程のうち、改善対象のオール研磨工程に最新の研磨機を導入した。導入したのは岡本工作機械製作所製の簡易NC精密円筒研削盤(OGM330UEX)で、内径と外径をワンチャッキングで加工できるユニバーサルタイプである。最大加工径は300mm、芯間距離は330mmで、治工具や金型部品の加工にも適している。設備の導入に合わせて、設備を使いこなす作業員の技能向上も図った。
円筒研磨機の更新により、加工精度が向上し、最大加工径が250mmから300mmに広がった。電極の内製化と短納期の実現も達成され、作業員の技能も向上した。従来の取引先からの受注量が増え、外注費が減ったことで経費も削減できた。自動車産業以外の金属加工分野でも取引拡大が見込まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来の冷間鍛造・圧造工具の製作を基盤に、NCフライスに続き円筒研削盤を導入しており、過去の取組との一貫性が読み取れる。
自動車産業の取引先からの要望と他社との競合を踏まえ、得意のワイヤ加工を軸に工程改善する方向性が示されている。
旧設備の精度限界・癖・最大加工径250mmという課題を挙げ、最新機導入で受注拡大につなげる計画になっている。
精度や受注量の増加は述べられているが、賃上げや付加価値額の目標数値が示されておらず、実現可能性の根拠が薄い。
作業員の技能向上を目指し、担当者しか使いこなせない問題への対策として人材育成にも触れており、遂行体制の一定の配慮がある。
高精度・短納期を顧客に提供する価値として示し、治工具や金型部品への用途適合など顧客ターゲットも整理されている。
今後は自動車産業の受注増、高精度機の再導入、他分野の取引拡大と方向性は示されるが、スケジュールや解決方法の具体性は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
汎用的な円筒研削の分野で、高付加価値化・高価格化を図る記述は明確ではなく、新市場性は弱い。
外注費削減と取引拡大により、自動車産業以外の金属加工分野への展開や地域同業者からの外注増が見込まれると述べている。
外注費の削減や受注量増加に触れるが、補助金額に対する付加価値額の増加など費用対効果の数値は示されていない。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
和歌山県橋本市の地域企業として近隣同業者から注目される点に触れるが、地域経済の牽引や雇用創出への言及は薄い。
まず既存分野である自動車産業向けの受注量増加を進める。ワイヤ加工におけるさらなる精度向上のニーズに応えるため、最新の高精度機の再導入も想定し、今回の導入機との相乗効果を目指す。今まで取引のなかった市場でも外注依頼の増加が期待でき、自動車産業以外の金属加工分野での取引拡大に力を入れていく。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル