回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社小倉商店
| 事業者名 | 株式会社小倉商店 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 岡山市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1919年 |
小倉商店は1919年に岡山市で創業した水産物仲卸業者で、1983年の岡山中央卸売市場整備以降は同市場内で営業している。従来は町の魚屋さんへの販売が中心だったが、流通の量販店への移行で魚屋さんが減り、現在の取引先は量販店が中心となった。約20年前から加工場を整備し、病院や学校の給食向けに加工品を納めている。
抱えていた課題
やったこと
規格外の魚を干物に加工するため、魚の三枚おろし機と熟成乾燥庫を導入した。三枚おろし機は手作業より作業が早く安全性も高い。近年岡山近海で漁獲量が増えているハモについて、骨切りを自動化する装置を導入した。導入したハモの骨切り機は作業速度が速く、メンテナンスも容易である。アジやサバなどの定番品に加え、メバルやアコウなど従来にない和干物の製品化を1年以内に目指している。
新しい製品・サービス:規格外の魚を使った干物(「小倉商店」ブランド)およびハモの骨切り製品。アジやサバなどの定番品に加え、メバルやアコウなどの和干物を開発予定。
規格外の魚を干物として活用する体制が整い、自社ブランドの干物やハモを新たな事業の柱に育てることを目指している。骨切り機の導入後はハモの骨切りが速くなり、骨切りしたハモを量販店やホテルに納入するなど業容拡大につながっている。規格外の魚の活用によって漁業者の収益安定にもつなげたい考えである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
加工場を持ち給食向け加工品を約20年前から販売、顧客要望に応じて事業を広げた経緯が書かれ、一貫性はうかがえる。
量販店主体への流通変化と規格外魚の廃棄・漁業者収入減の課題を整理し、干物・ハモ骨切りで対応する強みが具体的に示されている。
規格外魚の干物化、ハモ骨切り自動化を課題解決策として示し、1年以内の製品化や販路拡大を目指すと書かれている。
付加価値や賃上げの目標値は書かれておらず、ハモ骨切りの業容拡大への貢献が示される程度にとどまる。
社長の発言や会社概況はあるが、補助事業を遂行する人材・事務体制についての具体的記述はない。
規格外魚を干物にして自社ブランドで売る方針や、ホテル・直売所での販売計画が書かれ、顧客像はある程度読み取れる。
1年以内の製品化、まずホテルや直売所で販売し将来はネット販売へという段階的な方針が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ハモの骨切りを自動化し、メバルやアコウなど従来にない和干物を作る点が、既存品と差別化された取組として示されている。
規格外魚の活用による食料資源ロスの削減、漁業者の収益安定、漁業の事業承継や食文化継承への言及があり、国が支援する理由が読み取れる。
骨切り作業が手作業より速く、メンテナンスも容易と書かれるが、投入額に対する効果の数値は示されていない。
公開情報では判断できません。
規格外魚の活用や漁業の維持を通じた水産業の発展への言及はあるが、構造転換との明確な関連は書かれていない。
岡山近海のハモ漁獲増や岡山中央卸売市場の立地を生かし、地域の漁業者と連携する事業として具体的に書かれている。
まずは取引のあるホテルや直売所で販売し、将来はインターネット販売など販路を拡大したい。
顧客の要望に対応する
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名