ものづくり補助金平成28年度宿泊業、飲食サービス業徳島県

徳島の素材・特産品を使った洋菓子製造

株式会社ホテルグランドパレス

成果最大6本同時に焼き上げ可能

この事例のポイント

  • 最新の衛生基準(HACCP)に対応する必要があった。
  • 老朽化した設備を最新の高効率の設備に刷新した。
  • 最大6本同時に焼き上げ可能。高効率な設備の導入により製造過程が効率化され、生産能力が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ホテルグランドパレス
所在地徳島県 徳島市
業種宿泊業
従業員数110人
資本金2,100万円
設立1999年

事業の背景

当社が運営する「アグネスホテル徳島」では製菓製造を行っており、県内で最高級・最高品質の商品としてブランド化を達成している。近年は徳島の素材を使った商品や健康志向の商品の開発依頼が多くなってきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度最新の衛生基準(HACCP)に対応する必要があった。
  • 生産能力設備の老朽化により生産能力が停滞していた。
  • 新製品・新技術徳島の素材や健康志向の商品の開発・生産の依頼が増えており、これに応える必要があった。

やったこと

老朽化した設備を最新の高効率の設備に刷新した。新規に導入したのは、食品を急速冷凍できるショックフリーザー、高効率な多機能加熱調理機のスチームコンベンションオーブン、最大6本同時に焼き上げ可能なバウムクーヘンオーブンである。これらにより製造過程の効率化、生産能力の向上、HACCPへの適合を図った。その結果、食用藍、阿波和三盆糖、阿波晩茶を使った阿波三盆糖バウムクーヘン、阿波三盆糖ダックワース、阿波晩茶パウンドケーキの開発に成功した。現在は阿波藍マカロンの開発に取り組んでいる。

その他ショックフリーザー
加工機コンベンションオーブン(スチームコンベンションオーブン)
加工機バウムクーヘンオーブン

新しい製品・サービス:阿波三盆糖バウムクーヘン、阿波三盆糖ダックワース、阿波晩茶パウンドケーキ(開発中:阿波藍マカロン)

事業の効果

  • 最大6本同時に焼き上げ可能

高効率な設備の導入により製造過程が効率化され、生産能力が向上した。HACCPの適合に対応できる衛生環境を確立した。徳島の素材を使った新製品の開発にも成功した。今後は百貨店や催事、ECサイトを通じて全国に販売し、県外市場へ進出する計画である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    県内最高級ブランド化の実績と徳島素材商品の依頼増加は触れられるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    健康志向や徳島素材の需要増に触れるが、市場データや競争優位性の根拠は示されていない。

  • 課題の認識と解決3

    HACCP対応と設備老朽化を課題として挙げ、刷新で生産能力向上を図る方向は読み取れるが、付加価値や成長の数値目標はない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    ホテルの製菓部門で製造を行っていることは触れられるが、補助事業の遂行体制や人材の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    徳島の素材や健康志向という特徴と、ギフト需要という顧客像は読み取れるが、ニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋3

    今後の取組みとして百貨店出品、ECサイト確立、マッチングフェア出店など段階的な方針は示されるが、スケジュールは不明確。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    徳島の素材を使った洋菓子は希少性がうかがえるが、高価格化や普及度の数値は示されていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用3

    地域経済への貢献や地元素材の活用が明記され、地域波及の意図は読み取れるが、雇用や波及効果の数字はない。

  • 費用対効果2

    導入設備で生産能力向上を図るとあるが、投資額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    ECサイトによる販売体制や設備導入は触れられるが、デジタル技術によるサプライチェーン革新の記述は薄い。

政策面50%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及4

    地元の食用藍、阿波和三盆糖、阿波晩茶を活かした商品開発で、地域の特性を付加価値に変える事業と明確に述べられている。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

徳島の素材を活かし、美味しさに加えて健康にも資するギフト商品として、店頭販売やブライダルギフトの全国販売を目指す。百貨店や各種催事への出品・出店、ECサイトによるネット販売体制を確立し、県外市場に進出する。健康効能を数値化して健康食品の要素を前面に出した商品を増やし、マッチングフェアにも出店したい。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。