ものづくり補助金平成28年度製造業徳島県

複数原材料の同時計量・同一梱包ラインの導入による生産性の向上

株式会社栄生薬

成果生産性 100%以上→200%以上

この事例のポイント

  • 増え続ける健康茶や健康食品の需要に生産が追いつかない状況があった。
  • 比重の異なる複数材料の同時計量と同一袋詰めが可能な軽量・充填機を導入し、そのラインを新設した。
  • 生産性 100%以上→200%以上。複数原材料の同時計量・同一梱包が可能になり、比重の異なる原材料の生産でも現有ラインと同等の生産能力を発揮できるようにな…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社栄生薬
所在地徳島県 三好市
業種食料品製造業
技術分野機械制御,測定計測
従業員数38人
資本金500万円
設立2008年

事業の背景

当社は四国をはじめ国内の薬草や山菜、農産物を原材料として、生薬原材料、健康茶、健康茶を除く健康食品の製造を行っている。近年の健康食品ブームの影響により、健康茶をはじめとする健康食品の製造が飛躍的に伸びている。約100種類の健康茶と3種類の健康食品を製造している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力増え続ける健康茶や健康食品の需要に生産が追いつかない状況があった。
  • 新製品・新技術市場ニーズに対応するため今後も複数年ごとに新商品を投入する予定だが、現在の製造工程ではそれに対応しきれない。
  • 人手・技能比重の異なる複数の材料を同梱する際、同程度の比重の材料ごとに計量・充填し、袋の中で撹拌してからシーリングする必要があった。

やったこと

比重の異なる複数材料の同時計量と同一袋詰めが可能な軽量・充填機を導入し、そのラインを新設した。新ラインでは比重の異なる原材料4種を同時に計量し、同時・均等に袋詰めすることができる。これにより、比重の異なる原材料の生産でも現有ラインと同等の生産能力を発揮できるようになった。

加工機比重の異なる複数材料の同時計量・同一袋詰めが可能な軽量・充填機

新しい製品・サービス:比重の異なる原材料が混在するミックスナッツおよび雑穀米の量産化に対応した商品開発(パフ化原料を使用した付加価値商品を含む)。

事業の効果

  • 生産性 100%以上→200%以上
  • 生産能力(新ラインの能力をフルに発揮した場合) 1倍以上→4倍以上

複数原材料の同時計量・同一梱包が可能になり、比重の異なる原材料の生産でも現有ラインと同等の生産能力を発揮できるようになった。現有ラインと比べて200%以上の生産性向上が確認された。これにより、増え続ける既存商品の需要に確実に応えられるようになり、新商品の販売も見通せる状況となった。これまで量産化を断念していたミックスナッツや雑穀米の展開も可能になった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    健康茶や健康食品の製造が伸びており、複数年ごとに新商品を投入する予定とあるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 課題の認識と解決4

    比重の異なる複数材料の同梱で既存工程の課題を特定し、新ライン導入で解決する流れが具体的に書かれている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標5

    現有ラインと比較して200%以上の生産性向上、新ラインでは現有の4倍以上と数値で目標と効果が示されている。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    増え続ける既存商品の需要と新商品の販売見通しは述べられているが、顧客ターゲットや選ばれる理由は書かれていない。

  • 事業化までの道筋2

    ミックスナッツや雑穀米の量産化、パフ化原料の使用など今後の取組みは書かれているが、スケジュールや課題解決方法は薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    健康食品ブームに触れるが、比重の異なる材料の同時計量・同一袋詰めの一般的な普及度や高付加価値化の水準は書かれていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果3

    生産性が200%以上向上すると示されるが、補助金投入額に対する付加価値額の増加や費用対効果の数字は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    四国の薬草や山菜などの地元原材料を使う事業とあるが、地域経済や雇用への波及効果は書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

これまで現行設備での量産化を断念していた商品の展開を図る。ミックスナッツおよび雑穀米について、パフ化原料を使用するなど付加価値のある商品開発を行い、顧客への提案と販売増を見込む。新規設備での量産化を見込んだ販売・生産体制を構築する。

業種と困りごとが近い成果事例

大阪府製造業平成25年度

MRI用超電導マグネット監視装置の生産体制強化

制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。

効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。