回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ザイナス
成果平成28年度の数字と比べ、外注費467万円を削減
| 事業者名 | 株式会社ザイナス |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 東かがわ市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 立体造形,機械制御 |
| 従業員数 | 8人 |
| 設立 | 1968年 |
当社は1968年創業の刺繍加工会社で、アパレル業界の中で唯一売上を伸ばしている帽子への刺繍需要が増えていた。帽子のような立体物への刺繍は技術や経験を要するが、当社は品質面で高い評価を得ている。帽子刺繍の受注が急激に増えたが、既存の体制では対応しきれなかった。
抱えていた課題
やったこと
帽子専用刺繍機を6台導入し、内製化を進めた。あわせて刺繍専用書体を含む最新の製版ソフトウェアを導入し、刺繍版製作のスピードアップを図った。機器はメーカーの担当者の立会いのもとセッティングと使用方法の講習を受けた。操作の習熟には時間を要し、他社工場に教えを請いながら効率性を高め、満足のいく生産体制が整うまでに約2年かかった。
| 加工機 | 帽子専用刺繍機(6台) |
|---|---|
| ソフト | 製版ソフトウェア(刺繍専用書体を含む) |
帽子専用刺繍機により自社での加工・量産が可能になり、外注費を467万円削減した。複数の外注工場に頼らないことで品質が安定し、納期の管理も容易になった。製版ソフトウェアにより1版あたりの製作時間は5時間から4時間に短縮され、今後さらなる短縮も見込んでいる。立体物への刺繍も可能になり、バッグや靴下など受注案件の幅が広がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
約20年使用の製版ソフトの課題を解消し、帽子刺繍に注力する流れが読み取れる。ただ経営戦略として位置付けた記述は薄い。
品質評価の高さ、帽子の需要増と刺繍ブーム、アパレル唯一の売上増という外部環境と強みが具体的に書かれている。
サンプルのみで量産は外注依存という課題を認識し、6台導入で内製化する具体策が示されている。
製版時間を1版5時間から4時間に短縮した実績はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
メーカー担当者の立ち会いや講習、他社工場からの教えを受けて体制を整えた経緯が具体的に書かれている。
帽子の受注急増や1個から作れるBtoC向けサービスなど顧客像はあるが、選ばれる理由の整理は薄い。
満足な生産体制まで約2年を要したことや、慣れで製版時間を短縮する見込みが書かれているが、スケジュールは明確でない。
公開されている事例からは読み取れません。
帽子への刺繍は業界で受注が伸びた分野とあり、高付加価値化の記述はあるが、普及度や高価格化の数値は薄い。
地域の企業であることはうかがえるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は読み取れない。
外注費467万円の削減という具体的な数字が示され、費用対効果が明確に読み取れる。
製版ソフトや刺繍機の導入は書かれているが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は薄い。
アパレル業界で唯一売上を伸ばしたとあるが、構造転換への言及は書かれていない。
香川県東かがわ市の所在地はあるが、地域特性を活かした成長牽引の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
計画では3時間を切る想定であったが、慣れていけば徐々に短縮できると考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg