回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
合同会社田島柑橘園&加工所
成果作業効率 1倍→2倍
| 事業者名 | 合同会社田島柑橘園&加工所 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 太良町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 3人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 2012年 |
太良町でみかん農家を営み、約5ヘクタールの農地で約10品種の柑橘を栽培している。2008年からは柑橘を加工したジュース製造(6次産業化)を始め、2010年には日本経済新聞社の「夏のお取り寄せジュース部門」で第1位を獲得した。ジュースは720mlの1種類のみで、キャップはすべて王冠型だった。
抱えていた課題
やったこと
手作業で1本ずつ行っていたキャップの取り付けに、半自動キャッパー機械と王冠用エアー駆動打栓機を導入した。半自動キャッパー機械は、栓抜き不要の耐熱性のPPキャップに対応し、瓶の形状やサイズのバリエーションも広がった。以前の王冠取り付けは力作業のため男性しか作業できなかったが、王冠用エアー駆動打栓機の導入により、男女問わずスムーズで丁寧、確実に打栓できるようになった。手で1枚ずつ貼っていた商品ラベルには半自動ラベラー機械を導入し、効率化を図った。
| 加工機 | 半自動キャッパー機械 |
|---|---|
| 加工機 | 王冠用エアー駆動打栓機 |
| 加工機 | 半自動ラベラー機械 |
設備導入により作業効率が最大2倍に改善し、製造工程全体の効率化が可能になった。さまざまな瓶の種類に対応できるようになり、新規販路の開拓もできるようになった。他社の瓶詰めジュースは王冠型が主流でPPキャップの商品はほとんどないため、他社との差別化にもつながっている。ラベル位置の精度向上と作業人員の再配置による効率化も期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のジュース製造と受託増加を背景に設備導入を位置づけているが、経営戦略上の明確な位置づけの記述は限定的。
加工部門の売上増加や他社はPPキャップ使用が少ないことを示し、差別化につながると具体的に読み取れる。
王冠の取り付けが手作業で効率が悪く、販売先の容器や栓のニーズに応えられなかったという課題認識が具体的に書かれている。
作業効率が最大2倍に改善すると数字で示され、新規販路や百貨店・OEM拡大の目標も具体的に書かれている。
従業員3人の小規模体制がうかがえるが、補助事業の遂行体制や事務処理能力については記述がほぼない。
PPキャップ対応や多様な瓶への対応、販売先の要望が書かれ、選ばれる理由が整理されている。
導入後の販路拡大やOEM受託増加の方向性は示されるが、スケジュールや課題の解決方法の記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
急速凍結の無添加冷凍ジュースや柑橘ジュースの高付加価値化が書かれるが、分野の普及度との比較は示されない。
6次産業化や農業所得の向上、地域資源の活用がうかがえるが、国が補助する積極的理由は明示されていない。
作業効率2倍や作業人員の再配置が書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
先端的なデジタル技術やサプライチェーンへの貢献は事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
太良町の柑橘栽培を活かした6次産業化と地域資源の活用が具体的に書かれ、地域経済への貢献がうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
百貨店や大手スーパーへの販路拡大、OEMの受託増加を図る。商品バリエーションを増やして既存顧客の飽きを防ぎ、リピーターの増加につなげる。地域資源を生かした6次産業化にも取り組み、所得の向上を目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。