画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
株式会社川原茶業
| 事業者名 | 株式会社川原茶業 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 嬉野市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1990年 |
国内の茶の需要は減少傾向にある一方、日本茶の輸出金額は品質や機能性が評価されて年々増えている。嬉野市でも海外販売に早くから取り組んできた。海外では日本茶が『Green Tea』や『Japanese Tea』として売られ、静岡茶や宇治茶などの産地は区別されにくいため、価格競争になりやすい状況にある。
抱えていた課題
やったこと
今回の補助事業で茶成分分析計『GTN-9』を導入した。この分析計は中国語と英語に変換して表示でき、海外輸出用の茶葉を数値化して商品説明に使える。茶葉に含まれるアミノ酸量と繊維質の割合から算出するAFスコアにより、茶葉を数値で表示できるようになった。AFスコアが高いほど旨味のある高品質の茶葉と判断でき、他社との差別化と効率的な説明が可能になった。
| 検査測定 | 茶成分分析計 GTN-9 |
|---|
茶葉を数値化したことで、海外向けの茶葉に基準値を設けられるようになり、他産地の茶葉と区別できるようになった。AFスコアにより他社との差別化ができ、茶葉の説明も効率よく行えるようになった。価格競争にとらわれず高品質な日本茶を差別化して輸出できる体制を整えた。今後は海外販路の拡大も見込んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
海外販路拡大と茶葉の数値化が取組の流れとして書かれているが、過去の取組との一貫性は具体的に示されていない。
国内需要減少と海外での日本茶の売れ筋が『Green Tea』で産地区別がない現状を述べ、数値化で差別化する理由が具体的。
産地の区別がなく価格勝負になる課題を認識し、成分分析計で基準値を決めて差別化する具体的な解決策が書かれている。
海外向け茶畑の拡大や販売量増加を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は書かれていない。
従業員5人の企業と書かれているのみで、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的な記述は読み取れない。
AFスコアで茶葉を数値化し、海外バイヤーへ目に見える形で説明する価値と、ターゲット市場や展示会の計画が書かれている。
ドバイのGulfood出展やブラジル輸出など時系列の方針はあるが、課題検証や遂行方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
中国茶が低価格で販売される中、AFスコアで高品質茶葉を差別化する点が書かれ、高付加価値化を図る内容と読み取れる。
日本茶の輸出増加を背景に、産地を区別して輸出する取組として地域茶業の振興に触れるが、雇用や波及効果の数字はない。
公開されている事例からは読み取れません。
茶葉の数値化による情報共有をJAや生産農家と行う構想がうかがえるが、デジタル技術の活用としての新規性は薄い。
国内需要減少を受けた海外市場への進出という文脈はあるが、日本経済の構造転換への言及は読み取れない。
嬉野茶という地域の茶を海外に売り込み、県内の荒茶生産量拡大や農家との連携を目指す地域振興の取組が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は海外見本市への出展や、茶葉の輸出、見本発送を進めて販売量を増やす方針である。ジェトロ佐賀の協力のもとアメリカやUAE・ドバイの見本市へ出展し、新たにブラジルへの輸出も図る。海外向けの茶畑を拡大し、茶葉の生産量を増やすことも考えている。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
従来の画像処理用CPU基板とシーケンサーに代えてパソコンを使う産業用PCを搭載し、演算処理を高速化した。
効果:極小黒点粒(約0.1mm)の検出率向上を図る