新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
有限会社中央印刷
成果従来は高額な単価でしかできなかった10部、100部の小ロット印刷が低価格で可能になった
| 事業者名 | 有限会社中央印刷 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 伊万里市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | デザイン,情報処理 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1992年 |
当社は地域に根差した印刷会社で、デザイン・印刷・加工の社内一貫体制を持つ。印刷物を安く大量に作る時代から小ロット印刷の需要が高まっており、2014年にモノクロオンデマンド機を導入して単色印刷のチラシ、ラベル、封筒、単式伝票などを手がけてきた。一方で、パソコンやプリンターの普及と格安のインターネット印刷通販の台頭により、業界の受注・価格競争が激化している。
抱えていた課題
やったこと
コニカミノルタ製のカラーオンデマンド印刷機「AccurioPress C2070」を導入した。A4用紙で毎分71枚のハイスピードカラー印刷が可能で、薄紙から厚紙、普通紙から特殊紙まで対応し、最新の給紙技術によりズレのない安定した印刷ができる。導入後は、従来は高額な単価でしかできなかった10部、100部の小ロット印刷を低価格で行えるようになり、商品カタログ、商品パッケージ、カラー名刺、メニュー表などに幅広く対応している。また作業工程の見直しや安全性、作業効率の改善も図った。
| 加工機 | カラーオンデマンド印刷機 AccurioPress C2070 |
|---|
カラーオンデマンド印刷機の導入により、これまでの生産体制ではコストや作業工程上難しかった極小ロットの短納期生産体制が確立できた。デザイン力を活かした、デザイン性があり極小ロットで短納期な商品を提供できるようになった。作業工程の見直しや安全性、作業効率の改善により社員の働きやすさが実現し、残業やロスが減少して作業ストレスの少ない職場環境になった。デザイナー、印刷技術者、営業の連携が向上し、地域経済の活性化と新たな雇用につながると考えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2014年にモノクロオンデマンド機を導入し小ロット印刷を続けてきた経緯があり、その延長でカラー機を導入したことが読み取れる。
カラー極小ロット・短納期の需要増に対し、デザイン力を強みとして活かす方針が具体的に書かれている。
カラー印刷の極小ロット需要に応えられず受注できなかった課題を示し、短期生産体制の確立で解決する計画が読み取れる。
付加価値額や賃上げの目標数値は書かれておらず、実現可能性の判断材料は少ない。
デザイン・印刷・加工の社内一貫体制や従業員10名の規模は書かれているが、事務処理体制の記載は薄い。
1000部・100部の小ロットを低価格で提供し、デザイン性と短納期を選ばれる理由として整理している。
今後の展望として打合せ方法の改善などが書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は明確でない。
公開されている事例からは読み取れません。
小ロットのカラーオンデマンド印刷は一般的な普及分野だが、デザイン性を加えた差別化の記述がある。
地域経済の活性化への貢献と新たな雇用につながると述べられているが、具体的な数値はない。
費用対効果を示す数値は書かれておらず、残業減少などの定性的効果のみが示されている。
デジタル印刷機の活用は書かれているが、地域やサプライチェーンへの波及の記述は薄い。
オンデマンド印刷によるSDGsに配慮した紙製クリアファイルの製造が書かれ、構造転換との関連がうかがえる。
地域に根差した印刷会社として地域経済の活性化に言及しており、地域特性との関連が読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
補助事業で構築した短納期で高品質な商品の製造体制をさらに強化し、ビジネスパートナーとしての企業体制を強化する。印刷技術を活かした新商品の開発も進め、環境に優しい紙製クリアファイルの製造体制を築きSDGsへの取り組みも進める。当事業を柱に全従業員が協力し、「ワンストップソリューション企業」としての成長を目指す。
印刷の「困った」に全力でお答えいたします。なんでもご相談ください。
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg