ものづくり補助金平成28年度製造業長崎県

壱岐牛加工所の増改築による機械整備

成果急速冷凍庫の冷凍温度 -20℃→-30℃

この事例のポイント

  • 設備が整わず量産体制がとれなかったため、積極的な商品開発の取り組みができなかった。
  • 壱岐生加工所の増改築に伴い、プレハブ冷蔵庫、プレハブ冷凍庫、急速冷凍機、作業台・整理棚一式を導入した。
  • 急速冷凍庫の冷凍温度 -20℃→-30℃。肉の一頭買いが可能になり、材料仕入れの負担が軽減されてコストが下がった。

事業者のプロフィール

所在地長崎県 壱岐市
業種食料品製造業
技術分野製造環境,材料製造プロセス
従業員数2人
設立1977年

事業の背景

1974年(昭和49年)に壱岐牛の牧場を開業し、その2年後にペンション、レストラン、壱岐牛の精肉加工販売に着手した。壱岐の特徴を活かしたソーセージ、ケーゼ、ハンバーグ、ローストビーフなどを製造販売しており、宿泊客に加えて口コミやふるさと納税を通じて美味しさが広まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力設備が整わず量産体制がとれなかったため、積極的な商品開発の取り組みができなかった。

やったこと

壱岐生加工所の増改築に伴い、プレハブ冷蔵庫、プレハブ冷凍庫、急速冷凍機、作業台・整理棚一式を導入した。プレハブ冷蔵庫により肉の一頭買いがしやすくなり、材料仕入れの負担軽減とコスト削減が実現した。急速冷凍庫は従来の-20℃から-30℃で冷凍できるようになり、美味しさが長く続くようになった。作業台・整理棚により作業スペースが広がり、衛生面の維持管理と作業効率が向上した。

  • その他プレハブ冷蔵庫プレハブ冷凍庫急速冷凍機作業台・整理棚

新しい製品・サービス:壱岐牛のラーメン

事業の効果

  • 急速冷凍庫の冷凍温度 -20℃→-30℃

肉の一頭買いが可能になり、材料仕入れの負担が軽減されてコストが下がった。急速冷凍庫で冷凍温度が-20℃から-30℃になり、食品の長期保存と品質の向上につながった。作業スペースの拡大と作業効率の向上により大量生産の体制が整い、雇用を増やすこともできた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.7 / 514観点のうち12観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    地域経済への波及壱岐の特色を活かした商品開発と宿泊・ふるさと納税による需要拡大、雇用増加が具体的に書かれ、地域牽引の姿が読み取れる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    強み・弱みを踏まえた優位性ふるさと納税や宿泊客の口コミでリピーター率が上昇したとあるが、市場動向と自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
経営戦略との整合性2.7
  • これまでの取組との一貫性3

    創業当時から壱岐産肉の商品開発に着目してきたとの経緯が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    ふるさと納税や宿泊客の口コミでリピーター率が上昇したとあるが、市場動向と自社の強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    設備が整わず量産できなかった課題を認識し、冷凍庫等の導入で解決を図った流れは読み取れるが、事業計画の数値や成長見通しは薄い。

事業の実現可能性2.5
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制2

    従業員数2名とあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述はほぼない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    壱岐産の特徴を活かしたソーセージ等の製品と、宿泊客や口コミによる評判は書かれ、選ばれる理由の一端は読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展望として新商品開発や島内用ハンバーグ普及、デジタル化推進が挙げられているが、スケジュールや解決方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    壱岐産肉を使ったソーセージやローストビーフ等の製品はうかがえるが、一般的な普及度や高価格化の水準は示されていない。

公的補助の必要性2.7
  • 波及効果・雇用3

    地域の余暇の目玉づくりや新たな雇用創出が書かれ、地域への波及効果は読み取れるが、経済波及の規模は示されていない。

  • 費用対効果3

    肉の一頭買いでコストダウン、雇用増加などの効果が書かれるが、投入額に対する付加価値増加などの数値はない。

  • イノベーションへの貢献2

    デジタル化の推進が今後の展望に挙げられているが、導入済みの先端技術や新ビジネスモデルの記述はない。

政策面4.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及4

    壱岐の特色を活かした商品開発と宿泊・ふるさと納税による需要拡大、雇用増加が具体的に書かれ、地域牽引の姿が読み取れる。

今後の展望

ふるさと納税や宿泊客の口コミでリピーター率が上昇し受注が増えている。今後は「食のリゾート」を目指し、新商品である壱岐牛のラーメンの開発、島内向けハンバーグの普及、デジタル化の推進に力を入れていく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。