回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社アルナ
| 事業者名 | 株式会社アルナ |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 薩摩川内市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工 |
| 従業員数 | 29人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
株式会社アルナは1967年に埼玉県で創業した額縁専門メーカーで、1989年に鹿児島工場を設置した。額縁市場は安価な標準製品と顧客ニーズに細かく対応するニッチマーケットに分かれているが、製造業界は売上が減少傾向にある。市場の縮小が進むなか、額装内容に合ったデザインを施す新技術で市場を開拓することが不可欠となっていた。
抱えていた課題
やったこと
最新のレーザー加工技術を備えたレーザー加工機を導入し、額縁部品に加工を施した斬新的な製品を開発した。従来の額縁製造に比べて生産性と額縁の枠、額装などのデザイン性および精度を向上させた額縁の製造が可能となった。これにより需要が高まるギフト市場の開拓に向けた製造体制が整った。
| 加工機 | レーザー加工機 |
|---|
新しい製品・サービス:レーザー加工機を用いて額縁部品に加工を施した斬新的な額縁製品
これまで外注していた加工を内製化したことで、製造コストと納期を大幅に削減できた。手作業に比べて精度が向上し、仕損じが減少した。地域の異業種交流の場でレーザー加工機導入をPRしたことで、額縁以外の表札、インテリア用品、グッズなどへの可能性が広がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の額縁製造と新市場開拓の方向性は読み取れるが、過去の取組との連続性や戦略上の位置付けの記述は薄い。
額縁市場の縮小と既存製品の差別化の必要性は書かれるが、自社の強み・弱みの具体的な分析までは書かれていない。
売上減少傾向という課題認識と、レーザー加工機導入で内製化し製造コスト・納期を大幅削減、仕損じ減少との対応が読み取れる。
付加価値向上や市場開拓の目標は示されるが、数値目標や賃上げ目標は書かれていない。
社長の方針による多能工化、隔月4チーム編制の改善活動、オペレーター増員計画など体制面の具体的記述がある。
LED照明搭載や表札・インテリアなどの用途可能性はあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
今後の取組として商談会参加や製品展示、オペレーター増員が示されるが、スケジュールや課題解決方法は明確ではない。
公開されている事例からは読み取れません。
額縁のニッチ市場や高付加価値化を目指す記述はあるが、高水準の価格化や普及度の数値は示されていない。
地域の異業種交流やギフト市場の開拓に触れるが、波及効果や雇用創出の具体的な数値はうかがえる程度にとどまる。
製造コスト・納期の大幅削減や仕損じ減少が書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
レーザー加工技術の応用や異業種・大学との連携が書かれ、デジタル活用による地域への貢献がうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿児島の地域企業や異業種交流への波及が書かれるが、地域経済成長を牽引する規模感は具体性が薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
LED照明を搭載した高付加価値な額縁や異業種企業との事業連携によるレーザー加工機を活用した新商品開発に取り組む。試作製品は地域企業の展示コーナーやギフト向けの商談会で展示・PRを行う。受注増に対応するためオペレーターの増員を図る。
「飾る喜び」を楽しんでもらえるように、「誠心製品」を作り続けます
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮