木製家具・雑貨の付加価値向上につなげる加工技術開発と体制強化計画

奈良県の製造業者が、ものづくり補助金でレーザー加工機を導入し、細かな彫刻にも対応できるようになった採択事例です。

株式会社S-BASE

この事例のポイント

  • オーダーメイドなど特注依頼が増加し、要望に応えるために手作業で対応することが増えていました。
  • 最新のレーザー加工機を導入しました。
  • レーザー加工機の導入により、対応可能なサイズが大幅に広がり、生産性を大幅に向上させることができました。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社S-BASE
所在地奈良県 橿原市
業種家具・装備品製造業
設立2008年

事業の背景

株式会社S-BASEは平成20年に創業し、木製家具や木製雑貨を中心に製造販売を行っており、ECサイトをメインに展開しています。自社企画製品が売上の約90%を占め、日本国内の自社工場で職人が1点ずつ手作りしています。

人気商品はリピーターが多く、近年は商品のサイズや彫刻の追加、オーダーメイドなどの特注依頼が増えています。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力オーダーメイドなど特注依頼が増加し、要望に応えるために手作業で対応することが増えていました。
  • 新製品・新技術対応可能なサイズやカテゴリーが限られていたため、その拡大が必要でした。
  • 生産能力加工速度を上げることが求められていました。

やったこと

最新のレーザー加工機を導入しました。これにより対応可能なサイズが大幅に広がりました。

細かな彫刻もデータどおりの再現性があり、文字だけでなく模様や手書きのイラストにも対応できるようになりました。加工された製品は店舗看板や内装オブジェなどへの活用も可能です。

補助金で入れた設備

経費の区分は「機械装置・システム構築費」です。

事業の効果

レーザー加工機の導入により、対応可能なサイズが大幅に広がり、生産性を大幅に向上させることができました。模様や手書きのイラストなど細かな彫刻もデータどおりに再現できるようになり、対応できる製品の幅が広がりました。

顧客の要望に応える体制を整えることで、今後の事業拡大につなげていく見込みです。

出た効果の種類(押すと同じ効果の事例へ)

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均2.9 / 514観点のうち11観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性天然無垢材やカナダ・スウェーデン産パイン、国産檜を使い分ける強みと、規格品のサイズ変更など顧客ニーズへの対応力が明確に示されている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け顧客要望への特注対応、名入れや彫刻の再現性を通じて、ネームプレートなど選ばれる理由と需要の裏付けが整理されている。

もう一歩だった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標生産性を大幅に向上したと述べるのみで、付加価値額や賃上げの具体的な目標値や数字が示されていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    平成20年創業で木製製品を中心に販売し、10年以上前からのウォールシェルフ等を基に特注対応を拡大しており、既存事業の延長に計画が位置付けられている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    天然無垢材やカナダ・スウェーデン産パイン、国産檜を使い分ける強みと、規格品のサイズ変更など顧客ニーズへの対応力が明確に示されている。

  • 課題の認識と解決3

    特注依頼増加に手作業で対応していた課題を認識し、レーザー加工機導入で生産性を大幅に向上させる計画となっている。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産性を大幅に向上したと述べるのみで、付加価値額や賃上げの具体的な目標値や数字が示されていない。

  • 事業を進める体制3

    創業以来のECサイト運営と職人による製造体制があり、オーダーメイド対応の実績を持つことが読み取れる。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    顧客要望への特注対応、名入れや彫刻の再現性を通じて、ネームプレートなど選ばれる理由と需要の裏付けが整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後顧客要望に応える体制を構築し事業拡大を実現すると述べるだけで、スケジュールや遂行方法の記述が薄い。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    レーザー加工で模様や手書きイラストにも対応し、天然無垢材の特注家具で高付加価値化を図る内容が読み取れる。

公的補助の必要性3.0
  • 波及効果・雇用ー

    公開情報では判断できません。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献3

    最新のレーザー加工機を導入し、データどおりの細かな彫刻再現を可能にして加工技術を高度化している。

政策面2.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及2

    奈良県橿原市で国内職人による生産を行う点は触れられているが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は薄い。

今後の展望

今後は顧客要望に応える体制を構築し、事業拡大を実現していく予定です。

同じ設備を入れた採択事例

出典・注記
  • 出典:公式の事例集(令和元年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文からAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 審査の観点:公募要領 p.44(審査項目)
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。