最新修正機器導入による車体整備事業の高品質化及び作業の効率化

有限会社上山自動車

成果修正作業期間 16日→5.5日

この事例のポイント

  • 自動車復元修理は価格競争が激しく利益率が低いため、設備への再投資が難しい。
  • 小破損から大破損まで対応でき、精度の高い修理を可能にするセリエ100インフロアジグ修正機一式を導入した。
  • 修正作業期間 16日→5.5日。ボディ寸法図をもとにミリ単位の精度の高い修正が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社上山自動車
所在地鹿児島県 薩摩川内市
業種自動車整備業
技術分野精密加工,接合・実装,表面処理
従業員数4人
資本金300万円
設立1992年

事業の背景

当社は自動車鈑金塗装業を営んでいる。自動車事故復元修理の業界は価格競争が激しく、利益率が低いため、設備などの再投資が難しい状況にある。また、自動車は電子化や部品の材質、車体構造の変化等により劇的に進化しており、復元修理にはより高度な技術と機械化が求められている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力自動車復元修理は価格競争が激しく利益率が低いため、設備への再投資が難しい。
  • 品質・精度自動車の電子化や部品材質、車体構造の変化により、より高度な技術と機械化が求められている。
  • 新製品・新技術近年の車体構造の複雑化や超高張力鋼板への対応に、高精度な修正機が必要になっている。

やったこと

小破損から大破損まで対応でき、精度の高い修理を可能にするセリエ100インフロアジグ修正機一式を導入した。これまで培ってきた技術やノウハウを組み合わせ、自動車復元修理の高品質化と作業の効率化を図った。最新ジグ修正機により、従来長時間を要していた大損傷の事故車両を、高品質かつ短時間で修復できるようにした。

  • 加工機セリエ100インフロアジグ修正機 装備一式

事業の効果

  • 修正作業期間 16日→5.5日

ボディ寸法図をもとにミリ単位の精度の高い修正が可能になった。修正作業期間は平均16日から平均5.5日に短縮した。保険会社1社と同業の整備業者3社との取引を開始した。大破した高級車も修正可能となり、修理単価のアップが図られた。

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均3.1 / 514観点のうち13観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性価格競争が激しい業界で、ミリ単位の精度と平均16日から5.5日への短縮により、大破車両も修正可能な強みを示している。
  • 4
    課題の認識と解決高度化する車体構造への対応という課題を認識し、修正期間の短縮や修理単価アップという数字で成果を示している。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け保険会社1社と同業者3社との取引開始、大破した高級車の修理可能化など、顧客に選ばれる根拠が具体的。

伸びしろがあった観点

  • 2
    波及効果・雇用地域貢献に取り組むとあるが、雇用創出や経済波及効果については具体的な記述が弱い。
経営戦略との整合性3.7
  • これまでの取組との一貫性3

    1970年創業以来の板金塗装業を継承し、技術やノウハウを活かしてジグ修正機を導入しており、過去の取組と一貫している。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    価格競争が激しい業界で、ミリ単位の精度と平均16日から5.5日への短縮により、大破車両も修正可能な強みを示している。

  • 課題の認識と解決4

    高度化する車体構造への対応という課題を認識し、修正期間の短縮や修理単価アップという数字で成果を示している。

事業の実現可能性3.2
  • 付加価値・賃上げの目標3

    修正期間の短縮や修理単価アップなど成果は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は明示されていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員4名の体制で、設備導入後は人材育成などソフト面の充実も計画しており、遂行体制の記述がある。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    保険会社1社と同業者3社との取引開始、大破した高級車の修理可能化など、顧客に選ばれる根拠が具体的。

  • 事業化までの道筋3

    特定整備工場や先進安全自動車対応の認定取得など、今後の段階的な取組とスケジュールが示されている。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    超高張力鋼板等の高度化車体に対応する高付加価値の修理を行い、大破高級車の修理単価アップを図っている。

公的補助の必要性2.3
  • 波及効果・雇用2

    地域貢献に取り組むとあるが、雇用創出や経済波及効果については具体的な記述が弱い。

  • 費用対効果3

    修正期間の16日から5.5日への短縮と修理単価アップなど、投入に対する効果の方向性が示されている。

  • イノベーションへの貢献2

    高度な機械化は示されているが、地域やサプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は記述されていない。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    鹿児島県薩摩川内市の地域で板金塗装を担い、地域貢献と地元顧客からの信頼を目指す事業である。

今後の展望

先進安全自動車対応優良車体整備事業者の認定取得と特定整備工場の認定取得を目指す。設備面は一通り揃ったため、今後は人材育成などソフト面の充実を図り、ホームページ等でのPR活動も積極的に行いたい。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。