回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社島酒家
| 事業者名 | 株式会社島酒家 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 南城市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,製造環境 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 700万円 |
| 設立 | 1996年 |
沖縄県産の島野菜やモズクなどを原料に、乾燥スープの素などの加工食品の製造と卸を行っている。安定供給のため生産者と農地や養殖場の拡大に取り組み、委託業者と加工品の開発や製造を進めてきた。一方で、県外販路の拡大に対応するには生産量と品質の両面で課題があり、2020年東京オリンピックに向けてHACCP認証を取得できる工場設備と体制が必要になっていた。
抱えていた課題
やったこと
新工場への移転を機に新しい製造機械を導入し、商品の大幅な内製化を進めた。試運転による検証では、スタンダードタイプ即席スープは1,620袋以上、小袋タイプは5,400袋以上の生産が可能になった。商品の圧着や賞味期限の印字を機械化したことで、誰でも同じ品質基準で印字できるようになった。金属、ガラス、プラスチックを出荷前に検出して事故を未然に防ぐ体制を整え、入室前の衛生基準や設備、衛生マニュアルも策定した。現在は事故防止と慣熟のため約50%が稼働しているが、内製化は着実に進んでいる。
| 加工機 | サーマルプリンター搭載型シール機 |
|---|---|
| 検査測定 | 食品用少量自動計量機 |
| 加工機 | 小型縦ピロー包装機 |
新規機械の導入により、即席スープの生産能力が大きく向上し、需要の変動や繁忙期にも対応できる生産体制が整った。機械による印字や異物検出により、誰でも同じ品質基準で製造でき、品質と衛生レベルが向上した。内製化によって原料を在庫として抱える負担の実態も把握でき、今後の経営に役立つ知見が得られた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来は生産の大部分を外注しており、内製化と新工場移転が事業の転換点だったと読み取れる。過去の取組との連続性は具体的に書かれていない。
沖縄県産食材へのこだわりと県外販路拡大の課題は読み取れるが、市場動向や競争優位の根拠は具体的に書かれていない。
生産量が増やせず需要に応えられない課題に対し、機械導入で内製化と生産量増強を進めたと具体的に書かれている。
試運転でスタンダード即席スープ1,620袋以上、小袋5,400袋以上の生産が可能になったとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
社員の子育て時短勤務や後輩指導に触れているが、補助事業を遂行する体制として人材や事務処理能力の記述は薄い。
沖縄県産素材と安心安全な製品という価値は読み取れるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
HACCP認証は令和元年秋に取れそうと時期があり、稼働は50%程度とあるが、課題解決の遂行方法は詳しく書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
島野菜やモズクを使った乾燥スープの素など地域食材の加工品だが、分野の普及度や高付加価値化の水準は書かれていない。
沖縄県産食材の生産者との農地・養殖場拡大や雇用面の記述はあるが、国が補助する波及効果の定量的な根拠は乏しい。
生産量増強と衛生レベル向上は書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果は示されていない。
金属・ガラス・プラスチックの混入を出荷前に検出する機械化は読み取れるが、デジタル技術や新ビジネスモデルの記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
沖縄県産素材を活かした地域食品製造で、生産者と連携し障がい者就労支援も計画すると読み取れるが、経済成長への定量的効果は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
HACCP認証は2019年秋に取得できそうな状況にある。大型小売店への拡販に力を入れ、繁忙期にも安定供給できるようにしたい。長期的にはフコイダンを豊富に含む県産モズクを流動食に加工し、介護や医療分野に進出したい。また、障がい者の就労施設と連携して農作物を仕入れる事業を南部地域で始めたい。
感謝
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg