蛍光X線分析装置の導入による生産の効率化及び硝子向け原材料としての新規参入
各生産工程で適宜、蛍光X線分析装置による検査を行い、原鉱に含まれる8元素の成分比率を化学分析値として把握できるようにした。
丸十岡山砂利株式会社
| 事業者名 | 丸十岡山砂利株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道 栗山町 |
| 業種 | 鉱業、採石業、砂利採取業 |
| 技術分野 | 製造環境,機械制御,材料製造プロセス |
| 設立 | 1933年 |
丸十岡山砂利は2023年4月に創業90年を迎えた、夕張川流域の砂利採取・販売事業を主軸とする会社で、土木事業、古石事業、運送事業、産業廃棄物の収集・運搬事業も展開している。創業以来、天然資源である砂利にこだわり、骨材を生産して北海道の公共工事のインフラ整備にも採用されてきた。昭和40年代は良質な河川砂利が主流であったが、需要増と河川の採取規制により供給が追いつかず、採取地が陸へと変化して陸砂利の割合が増えている。
抱えていた課題
やったこと
骨材生産(砂利洗浄)プラントに、最新型の分級機(ハイメッシュセパレーター)を導入した。この分級機は、物体中における粒子の沈降速度を利用して砂製品とヘドロを分離し、砂を洗浄・脱水して回収する設備である。新設備の導入により高度な分級が可能になり、砂利洗浄工程の排水への製品の流出を最小限に抑えた。従来機と比較すると1時間当たり1.79トンの増産となる計算で、砂回収率も非常に高くなった。繁忙期には1日にダンプ100台分に相当する約600m³の骨材を生産している。
新しい製品・サービス:砂単体での商品化
分級機の導入により、従来機と比べて1時間当たり1.79トンの増産となる計算になった。砂回収率が非常に高く、品質も大きく向上したため、以前は行っていなかった砂単体での商品化に成功した。排水への砂の流出が減ったことで後処理の濁水(ヘドロ)処理の負担も軽くなり、省エネ・省コスト化に寄与した。設備の全体構造が簡便でメンテナンスも容易になり、ランニングコストの削減にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来一貫して天然資源の砂利にこだわってきたと書かれ、骨材事業を主軸とする過去からの取組との一貫性がうかがえる。
陸砂利の増加で運搬コストが増大した外部環境を踏まえ、南空知地区の採取事業者が3社のみという地域での立場も示されている。
運搬費・燃料費の増大や設備の近代化の遅れを課題と認識し、分級機導入で1時間当たり1.79トンの増産と濁水処理経費削減を示している。
生産性・利益率の向上は目指すとあるが、具体的な目標値や賃上げ目標は示されておらず、実現可能性は判断できない。
採取・洗浄・運送まで自社で担う体制と創業90年の経験が書かれているが、事業遂行の人材や事務体制の具体は薄い。
砂単体での商品化に成功し品質が大きく向上したこと、北海道の公共工事で採用されていることが、製品の価値として示されている。
導入後の運用やメンテナンス容易性は触れられているが、導入スケジュールや中長期の検証方法は具体的に書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
砂とヘドロの分離精度を高め砂単体の商品化を実現したと書かれているが、分野の普及度や高価格化の水準は示されていない。
砂利がなければインフラ整備や建設工事が止まると述べ、社会資本形成に不可欠な資源の安定供給という国が補助する理由がうかがえる。
増産量や濁水処理の負担軽減、ランニングコスト削減が書かれているが、補助金投入額との比較による費用対効果は示されていない。
公開情報では判断できません。
有効資源の活用や持続可能な社会への貢献は書かれているが、成長分野への進出や産業構造の転換に関する記述はない。
夕張川流域の良質な砂利産地という地域特性を活かし、地元経済の発展や地域づくりに貢献する姿勢が書かれている。
限りある天然資源の有効活用に取り組みながら、地域の発展と持続可能な社会の実現に貢献し、100年企業を目指すとしている。
各生産工程で適宜、蛍光X線分析装置による検査を行い、原鉱に含まれる8元素の成分比率を化学分析値として把握できるようにした。
砕石出荷ITシステムを構築し、受注情報をシステム上で管理した。
効果:車両1台の1日の出荷リードタイム 35分→30分
他県にある破砕機メーカーを訪問し、専門家に相談のうえ新商品の原材料となる岩の破砕実験を実施した。