回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社第一ツール
成果研削時間 300秒→56秒
| 事業者名 | 株式会社第一ツール |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 大館市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2004年 |
当社は切削工具の製造販売業者で、主力製品のリーマを自動車・二輪車・家電・自動車部品等のメーカーに納品している。リーマは下穴を要求精度や寸法、形状に仕上げる工具で、国内最極小リーマが最も比率の高い供給製品となっている。素材のハイスは超硬合金の半額未満という価格優位性を持つ。コロナ禍で一時的に受注が減少したが、現在は自動車関連の市況に合わせてリーマの注文が増え始めている。
抱えていた課題
やったこと
ハイス(高速度鋼)のリーマ先端のネジレ箇所に耐摩耗高硬度被膜を付着させる加工を完成させ、被膜加工したハイスリーマを製品化した。外径円筒研磨工程に最新のNC円筒研削盤を導入し、精密化、品質の安定化、生産効率の向上を目指した。導入後、研削設備の配置を見直したことで作業者1人が3〜4台を持つ多台持ちが可能になった。
| 加工機 | NC円筒研削盤 |
|---|
新しい製品・サービス:ハイス素材を用いた被膜加工リーマ(チタンコーティング)
外径円筒研磨工程の時間が大幅に短縮され、研削時間は5分から56秒になった。研削設備の配置見直しにより作業者1人が3〜4台を持てるようになった。受注残高が4〜5ヵ月から1〜1.5ヵ月程度に縮まり、お客様の短納期要請に応えられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
長年の研究開発を経て被膜ハイスリーマを製品化したと書かれており、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
ハイスは超硬合金の半額未満という価格優位性や、素材選定から仕上げまでの自社一貫生産が可能な点が具体的に書かれている。
研削時間を5分から56秒に短縮し、受注残を4〜5ヵ月から1〜1.5ヵ月に縮めたという課題認識と成果が具体的に示されている。
研削時間の短縮や多台持ちでの受注残短縮など数値目標に近い成果は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員18人の企業であることや熟練技術者による作業が記載されているが、補助事業を遂行する体制や事務能力の具体的記述は少ない。
自動車・家電等のメーカー向けに納品し、国内最極小リーマが主力で、アジア5カ国への輸出が増えているなど顧客と選ばれる理由が示されている。
新たな研削盤を今年度導入予定で、刃付けの手作業も残ると書かれ、今後の展望は示されるがスケジュールの詳細は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
細径かつ刃長の長い特殊品への対応や、被膜ハイスリーマが多くの注文を得た点から、同分野で高付加価値品を展開していることがうかがえる。
自動車関連の市況回復やアジアへの輸出増加に触れているが、国が補助する理由としての波及効果や雇用創出は明記されていない。
研削時間の5分から56秒への短縮など効果は具体的だが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
秋田県大館市の企業であることは分かるが、地域特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は具体性が薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自動車関連の市況に合わせてリーマの注文が増え始めている。アジア5カ国(台湾、ベトナム、タイ、インドネシア、シンガポール)への輸出も増加している。細径かつ刃長の長い特殊品への需要に対応するため、新たな研削盤を今年度導入予定である。
熟練した職人による手作業も未だに多いですが、今後も工場全体の効率の最適化を図りながら、最短でお客様に製品を納品できるよう、努力していきたいと思います。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg