回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
トアヴァルト有限会社
| 事業者名 | トアヴァルト有限会社 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 宇都宮市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1998年 |
1995年に宇都宮郊外店をオープンして以来、地域密着の郊外型路面店に比重を置き、カナダ仕込みの本格的な欧風菓子を提供してきた。2015年にJR宇都宮駅ビルに駅中店を出したが、深刻な人手不足に加え、東京都心の販売価格の6割が地方都市の適正価格であるためテナント料の捻出が難しく、2018年に閉店した。2020年東京オリンピック・パラリンピックに先がけ日光・中禅寺湖畔への出店を準備していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期され、計画は一時中断していた。
抱えていた課題
やったこと
収益性と労働生産性の高い焼き菓子「カステラ」の商品開発のため、高性能のスチームラックオーブンを導入した。カステラは原価率が低く、贈答用として高単価で販売でき、賞味期限が長く商品ロスが出にくい点から選んだ。カステラは通常、生地の泡切り作業が欠かせないが、圧力鍋と同じ原理で焼成するこのオーブンでは泡切り工程が不要となり、職人技術に頼らない製造が可能になった。さらに、カステラと同様にオーブンで焼成するプリンのテストを行い、お湯を張って蒸し焼きにする湯煎焼きの工程が不要になることを確認した。
| 加工機 | スチームラックオーブン |
|---|
新しい製品・サービス:焼き菓子「カステラ」
高性能オーブンの導入により、カステラの泡切り工程とプリンの湯煎焼き工程が不要になることが確認された。職人技術に頼らない製造が可能になり、熱湯を扱う危険性も回避できた。さらに、パン生地を発酵させる能力も見込まれ、将来的にはクリスマス菓子のシュトーレンなどの製造への活用も期待されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1995年以降の郊外型路面店展開と自社製造の歩みが書かれ、焼き菓子への注力は過去の取組の延長として読める。
カナダ修行の経験や本格欧風菓子、地方都市の価格水準とテナント料の関係に触れており、外部環境と自社の強みへの言及がある。
深刻な人手不足と販売価格の制約を課題と認識し、焼き菓子の売上構成比を高めて労働生産性を上げる方針が具体的に書かれている。
労働生産性や収益性の向上を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は記載されていない。
パティシエとしての経歴や店舗運営の実績はあるが、補助事業の遂行体制や事務処理体制の記述は見当たらない。
贈答用で高単価に販売できる、賞味期限が長い、職人技術に依存しないといった製品の強みが整理されて書かれている。
カステラとプリンの焼成テストやシュトーレンへの展開期待はあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
カステラを焼成工程の職人技術に頼らず製造する点は特徴的だが、ジャンルの普及度や高水準の価格設定に関する記述は限られる。
地域住民に愛される店や地方の店舗運営に触れるが、国が補助する経済波及や雇用創出の根拠は書かれていない。
高性能オーブンを導入し、泡切りや湯煎焼きの工程を省いた点は書かれているが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。
スチームラックオーブンで泡切りや湯煎焼きの工程が不要になる点が示され、製造工程のデジタル化・機械化の方向性は読み取れる。
焼き菓子への注力と製造の機械化は書かれているが、日本経済の構造転換に資するという文脈は読み取れない。
栃木県宇都宮市の地域店舗や地方都市の適正価格に触れ、地域密着の事業であることが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
コロナ禍が終息し好機が訪れたら、日光・中禅寺湖畔への出店を再開し、インバウンド需要を取り込む展開につなげたいと考えている。既存の郊外型路面店では、当店ならではの独自性を強みに商品開発をさらに進め、地域の人々に愛される店を引き続き目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった